読者の魂をささらのようなナイフで削りまくった「四年生」、オタクちゃんの心のやらかいとこを出刃包丁でざっくりえぐって行った「げんしけん」の木尾士目先生の最新作「はしっこアンサンブル」です。年を追うごとに丸くなっていますが、まだまだきつい(面白い)描写はてんこ盛りです。
不安定になってた仁、「くやしい」晃に対する感情を自覚することで心の整理がついたようです。
そこに梢の「本気チョコだから」の爆弾発言!
仁くん落ち着いた直後にジェットコースターですw。サイコパス木村仁はどこかで崩れるんじゃないかとは思ってましたが、よいサプライズでした。
ホワイトデーコンサートで晃と仁の2部合唱、しかも曲は「奏」、さらに二人は本番までまったく合同練習をしていない、と言う因縁詰め込みまくったシチュエーションが用意され、怒涛のごとく最終回へ繋がります。
一皮剥けて全てのモヤモヤを一気に解消しようとする仁。実際「感情が乗ってない」と言う弱点が解消され、技術的に問題がない仁くんパーフェクトモードなわけで、晃が果たして受けきる事が出来るのかが注目ポイントではあります。最終回で晃側にもうひとつ何かあるのかも知れませんが…。
おそらくハッピーエンドになると思うので、次回を待つとしましょう。…なるよね?
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