ONE PIECE

 対キング戦決着です。

 カイドウを海賊王にするために戦ったキング、「もう二度と負けねぇから」海賊王ルフィと並び立つべく戦うゾロ、ふたりの意地の張り合いは海賊狩りに軍配が上がりました。カイドウキングのエピソードもなかなか。百獣海賊団設立のサイドストーリーも読みたくなってきたw

 他の各方面も決着がつき始めています。大看板、飛び六胞が全滅、情勢は革命軍側に傾きつつあります。そんな中特筆したいのがウソップ。ボロボロの錦えもんと菊之助を庇って戦うウソップですが、多勢に無勢、かなり絶望的です。

錦えもんは自分を見捨てて菊を連れて逃げろ、菊は自分を見捨てて錦えもんを連れて逃げろ、と言う中、ウソップは鼻水垂らしながら叫びます。

「見苦しくても生きて生きて生き延びて来たから今生きてんだ!討ち入って満足してんじゃねぇぞバカ共!」

 実力のあるなしではなく、譲ってはいけないものの為に声を上げる事が出来る、ウソップならではの説得力を持った、誰も見捨てない発言です。

 ゾロサンジあたりなら無理矢理ぶっとばす、ナミあたりだと即逃亡して、でもすぐ増援連れて戻って来るんだろうなw

 ウソップが踏ん張った甲斐あってイゾウが間に合います。イゾウがゴッドウソップを知っていたのはネタ要素でしたが、なんとかウソップ、錦、菊の3人は脱出成功。麦わら一味の中ではどうしても戦闘力的に見劣りするウソップですが、ここ一番で非常に頼りになるのがいいですね。このまま最後まで独自の立ち位置を確保してほしいと思います。

 そしてこの戦況を一気にくつがえし得るのが四皇の二人、カイドウとビッグマム。この二人がフリーになったらここからでも巻き返されてしまうでしょう。希望はやはりルフィ。覇王色の覇気も纏える事に気付き、ついにカイドウと互角に渡り合えるようになりました。「たのしくなってきた」と異口同音につぶやくルフィとカイドウの姿に、決着が近い事をかんじずにいられません。ルフィは、ヤマトは、さらに花の都は…期待しつつ待て次回!です。

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