作者赤松 健先生の参議院議員選挙出馬宣言ばかりが話題になっておりますが、こっちも最終回近くで盛り上がっております。
ヨルダに吸収された中から一人だけ取り戻せる権利を使って戻ってきた前作主人公ネギ·スプリングフィールド。今作主人公近衛刀太と揃い踏みです。
対するは雪姫=ヨルダ、その横に立つのはサウザンドマスター、ナギ·スプリングフィールド。作中最強の4人が真っ二つに別れてガチンコ対決、まさに最終戦にふさわしい様相です。
自然とカードはネギ対ナギ、刀太対ヨルダとなって行きます。ヨルダの支配を受けながらも子孫や後継者の成長を喜ぶナギ(やっぱりこの人規格外です)。これと互角に渡り合うネギも流石です。
そしてヨルダ、もとい雪姫て対峙する刀太。打ち合いながらも去来する様々な想い。得たものも無くしたものも沢山ある。それでも刀太は言います。
「この世界には感謝しかねぇ」
共感能力によって敗者たちの声を聞き続け、「完全なる世界」発動をも画策するヨルダもまた言います。
「この世界には怨嗟しかない」
ネギを救い出した事によって作り出せたアーティファクト「ネギま部白き翼特製会員バッジ」(ここでネタぶっこんで来るか…)によって取り込まれていた仲間たちの救出は成功。ただ、雪姫本人は助けようがありません。
ひとりになった雪姫=ヨルダ。
「来るがいい 不死人ども勝者ども
我こそは敗者の王
打ち捨てられ朽ち行く全ての
弱き者達の救い手
我らが怒りと怨嗟
絶望の深淵を知れ!!」
まさに敗者たちの血を吐くような叫びです。誰だって心動かされるでしょう。負けたことのない者はいないが故に。ですがそれで世界が止まってしまうのは違うのでしょう。勝者と敗者に別れても、世界は少しずつでも良い方向へ進んでいると信じられるから。
最終戦の結果、「完全なる世界」の魔法陣は崩壊、書き換えが進んでいるようです。普通に考えれば「完全なる世界」解除なんですが、もう一捻りありそうですね。
次号、グランドフィナーレです。
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