龍と苺

 とにかく将棋が強い、と言う一点突破した主人公が傍若無人に突き進む、柳本光晴先生の「龍と苺」です。前作「響」よりはとっつきやすい主人公になっていますね。

 竜王戦トーナメントで次に当たる道玄坂に直接対局を申し込む、と言う冗談みたいな事を本当にやってしまった苺。対局を承知させる為の超レベルの低いバッティング勝負になんとか苺が勝ち、前回より多い一時間の持ち時間で対局しますが、今回も道玄坂の勝ち。間違いなく苺は強くなっていますが、まだ道玄坂には敵いません。

 フードかぶって顔を誤魔化していますが、何度も通いつめればさすがに素性がバレます。何せ苺は時の人。連日TVや新聞で顔がさらされているのですから。

「ここにはもう来るな」周囲が気付き始めているのを察して道玄坂が言います。対局前に二人で会っているのが知れ渡れば出来レースを疑われるかも知れない、それは苺にとってもいいことではない、と。

 が、それで止まる苺ちゃんではありません。目の前に現れれば勝負は断れない、と言われたところだけ覚えて、またバッティング勝負を挑んできました。

 バッティング苺、将棋道玄坂、の展開が数日続き、ついに道玄坂にホームランが出て、苺が本気で悔しがる。何だか二人ともバッティングの方に熱が入りはじめてますw。

 次回は竜王戦開始でしょうか。勝負にこだわる子供に見えて、結構回りが見えてる大人な道玄坂がいい存在感を出してます。この辺で苺が負ける展開もアリかな、とも思います。上の方にいっぱいバケモンがいるのは散々描写されてますし、何しろ苺はまだ14歳。一年間修行して竜王戦リベンジも充分あり得るかと。いろんな意味で先が読めない次回、待ちましょう。

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