アニメ2期も決定した、コミュニケーションが苦手な超美少女と超フツーなクラスメイトのラブコメ…プラス個性的で済まないレベルの変人揃いのクラスの阿鼻叫喚を描く「古見さんはコミュ症です。」24巻にしてようやくデートです。…何度かデート状態はあった気がするのですが、きちんと二人で出かけるのは初めてかも知れません。
が、そのまま素直に出かけられる訳もなく、邪魔が入ります。定番のお父さんなのですが、デート当日に娘そっちのけで只野くん拉致して連れ回すのはどうなのかwそしてしっかり絆され、娘からは目も合わせて貰えなくなるお父さん哀れ。
別の日に再設定したデートは只野くんのリードでまぁまぁ普通に進行して行きます。普通ながらも気遣い溢れる展開は古見さんにも響いた様子。最後は手を繋いで帰ります。これを古見さんの方から言い出したのは大きな進展ですね。
…で済む訳はない!「古見さん」得意の別視点。なじみ、山井さんなどめんどくさい系メンバーが尾行してました。只野くんの「かわいいです」の一言で大盛り上がりしたり、件の手つなぎシーンで山井さん崩壊したり、大忙しです。何と言うか、いい仲間感が溢れていて素敵です。公式戦で来られなかった女流棋士加藤さんなんか、「テツナグ」の電報で明らかに調子を上げたりして。個人的には、尾行メンバーに混じって二人を素直に応援している万場木さんが、いろいろ乗り越えた感あって非常にエモいです。手つなぎシーンで泣いて喜んでいるし。この娘にも幸せになって欲しいですね。
さて、この24巻で春休み明けまで時間が進みます。クラス替えとか色々ありますが、何よりこれで古見さんたちは3年生になります。あと1年で卒業で、おそらく卒業と共に「古見さん」は終了すると思われます。大学生になっても話は続けられるでしょうが、それは「古見さん」とは違うニュアンスのお話になって行くと思うのです。ただの一読者の予想に過ぎませんから、全く信憑性はありません。全然違ってるかも知れませんが、個人的に「あと1年」のジュブナイル感を感じながら追いかけて行こうと思います。
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