はしっこアンサンブル

 最終回です。

 ホワイトデーコンサート、男声二部合唱「奏」ぶっつけ本番フルコーラスがっつり描き切りました。仁が始めてレベルで自由に歌う中、晃はしっかりついて来ます。完璧なハーモニーで歌い切る二人。

 歌い終わったあと、晃は宣言します。

「僕も音大を受験するよ!僕らはライバルだ!!」

 彼らはこれで生涯の友になったのではないでしょうか。これで晃と仁の物語には決着がつきました。あといくつか伏線回収がありまして…

·仁梢カップル成立、ユメルン血涙。

·栞音河村先輩から工業技術免許皆伝。代わりにピアノ忘れるw

 で、新年度新入生勧誘イベントへ続きます。一癖も二癖もありそうなのが一杯いる中、合唱部の舞台が始まり…エンドです。

 …これいつでも続き描けますよね?!それはともかく、合唱部全員成長し、また完結後も変わらず成長して行くであろう事を予想させる良い最終回でした。ベテラン木尾先生面目躍如です。

 マンガと言う音が出ない媒体で歌を表現するのに、より直接的な表現を使ったのも印象的でした。譜面を直接誌面に出したり、Youtubeとリンクしたり。「To-y」なんかでは省略して、完全に読者の想像に任せていた部分ですね。この誌上での音楽表現と言うのは、まだまだ開拓しうる分野だと思います。どんな作品が出て来るか楽しみです。

 ともあれ、木尾士目先生、お疲れ様でした!

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