世界各地の独特の問題を知性と地政とプロレス技で解決していく田 素弘先生の「紛争でしたら八田まで」8巻です。
国際問題がどうこう言いながら、初っぱなは田舎のヤンキーの抗争の第2弾w
条約の隙をついての離間策にハイブリッドウォーにレジリエンス戦略…高度過ぎますってw
二つ目のエピソードはウクライナ編で出会ったアルセン&オクサナ再登場の探偵もの。海外レスラーの定宿、凌天館の仏像盗難事件を百合が解決します。最初のネタ振りの段階で犯人が分かった気になるのですが、うまくミスリードになっていて流石、と膝を打たされます。レスラーたちの宗教観の違いもうまく落とし込まれていてスッと入って来ます。
3つ目は韓国の電子部品製造企業の立て直しコンサルタント。事業整理からの規模縮小を勧める百合に社長は規模の維持か、出来れば雇用の拡大まで望んでいるようです。社長の意向の理由を探ってみると女性の影が…しかもその女性は脱北者らしく…。って要素拾って行くとまさしく韓流ドラマみたいだな…。
現代韓国の超学歴社会問題、三放問題等分かりやすく解説してくれていて、賢くなった気にさせてくれますね。芸能関係が異常に強い理由にも触れていて、個人的には腑に落ちたところでした。
電子コミック「Dモーニング」に連載が移ってしまったのでちょっと読みづらくなってしまったのですが、面白さに変化はないようで安心しました。電子版契約しようかな?
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