機動戦士ガンダム サンダーボルト

 サイコ·ザクのフレームにガンダムの装甲、更に後ろにブラウ·ブロを背負わせた狂気のMS、パーフェクトガンダムを駆るダリル。その目標は月面のアナハイム·エレクトロニクス。一見さんお断りな専門用語バリバリの大田垣康男先生の「機動戦士ガンダム サンダーボルト」です。

 アナハイム月面本社は未来へ生物種を繋げる為のタイムカプセルである、とアナハイム執行役員アンディー·ウェリントンは言います。それはイオの亡父オットー·フレミングの遺志でもある、と。そしてその希望の灯を守る為の絶大な力が必要なのだ、とイオに見せたのは…ガンダム量産ラインでした。正確にはガンダムMk-II。量産性とプロトタイプ·ガンダムと同等の性能を実現した機体です。これを見てテンション上がるイオ。俺たちが欲しかったのはこういう一騎当千のMSなんだ!!と子供みたいにはしゃぎます。更にウェリントン卿は巨人がこれだけだと思うか?とイオを焚き付けます。工場の奥へ駆け込めばいるわいるわ、リック·ディアス、ハイ·ザック、ジムII、アッシマーにマラサイ、百式まで…いわゆるゼータMSですね。そらイオくんもテンション上がります。私だって上がりますw。

 最奥にあったのは戦闘機…いやこれZガンダムだろ?さすがにオーバーテクノロジーが過ぎるだろ!とかツッコミ入れてたところ、イオ気付きました。これらが完成品ではないと。次世代MSがロールアウトするにはあと数年必要。現状、ダリルのパーフェクトガンダムに対抗しうるのはイオが駆るパーフェクトジオングのみ。父君の願いたるアナハイムのタイムカプセルを守れるのはイオだけなのです。

 サンダーボルトなのでもうひとつ救いのないどんでん返しがありそうですが、とりあえずイオのモチベーションは上がったようです。MS開発の本場、アナハイム·エレクトロニクスで機体の整備は万全、決戦の準備は整った、と言ったところでしょうか。次回あたりダリルに視点が移りそうです。

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