Dr.STONE

 月面でのホワイマン…メデューサとの交渉も佳境、「Dr.STONE」地球の運命が決まります。

 地球の、千空たちの科学力では全く理解できない重力制御を自在に使いこなすホワイマン達。地球人のレベルは彼等の想定をはるかに下回っていた様で…。そもそも石化解除に三千年以上もかかるのが想定外。思考すればするほど石化は早く解ける訳で、つまりはホワイマンが地球人の能力を買い被っていた、と言う…。「石化したままじゃメデューサメンテできないじゃん」と言う疑問へのエレガントな解答だけど結構情けないw。

 ホワイマン達からすれば地球は「ハズレ」です。千空とホワイマンの会談が続くドームの外では、地球人類への寄生を諦めて他の星へ旅立つ、お前達はここで石化してやる、とスタン、コハクとホワイマンがにらみ合いになっています。集合知扱いなのでどっちもホワイマンと呼称するしかないのややこしいな…。

 ドーム内の千空は、重力制御能力を持つホワイマンと地球人類が手を組めば

「宇宙全体がそそるようなとんでもないクラフトができるかも知れない」

 どんなアイデアかはまだ分かりませんが、ホワイマンは達成できる可能性は0%だろう、と判断します。対して千空はほぼ0%だが0じゃない!と受けます。

 科学文明が消滅したストーンワールドのハダカ猿がたった10年で月までたどり着いた。

「俺らならな」

 石斧を掲げる千空。それは叡知の象徴であり、あらゆる困難を越えて行く意志の顕れでもあります。

 ホワイマン達はかなり悩んだようです。そして結論は…やはり自分達は地球を離れる。人類の可能性に賭ける事は出来ない。より知的な生命体を求めて移動する…でした。

「ただし私一人だけならば連れて行けです」

 千空と代表で話していたメデューサ…かな?がひとり残りました。千空のアイデアに乗ってみたい、その為にこの身体を殺しても壊してもいい、とまで言います。それだけ「そそられた」のだと。

 この一人を残してホワイマン達は旅立って行きます。人類は石化光線の脅威から解放されました。

 地球への帰還の途につく千空たち。

 未知のものに対して疑問を持ち、理解したいと願う…そそられる物好きが湧いて出て、アホほど地道に進めて行く先に科学の進歩がある。その物好きにホワイマンも加わりました。まさにこれから何が起こるのか、ワクワクしかありませんね!

 とは言うものの、石化についての諸々にケリがついたと言う事は「Dr.STONE」でやるべき事は終わった、と言える訳で最終回が近い、と言う事かも知れません。現在のジャンプでは無理矢理な引き延ばしはないと思いますが…。いろんな意味で予断を許しません。

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