押しも押されもせぬビッグコンテンツ、西尾維新先生作「化物語」に超繊細な絵柄の大暮維人先生が絵を付けた、約束された名作と言って良いでしょう。
ストーリーは委員長、羽川翼のエピソード「つばさキャット」。大暮先生、筆乗ってますね。羽川大好きっぽいw 。私も好きです羽川。…いやガハラさんも八九寺ちゃんも神原も好きですよ勿論w。
障り猫と羽川の中間のような状態でメメに相談に来ています。心の中にいる苛虎…妬みの対象を食い殺す怪異が、まもなく自身でも押さえておけなくなる、と。対してメメは苛虎と言う怪異は聞いた事がない、羽川が産み出したオリジナルの怪異であろう、と返します。羽川の心はマイナスの感情を外に捨てる事で平静を保っており、それが怪異と化していた。その怪異を無限に産み出す能力が死屍累生死郞に利用されようとしているのだろう、と。
ここで時系列は現在にもどります。この時の相談の結果、暦を追い詰めて忍を呼び出す、と言う策をとる事になったのでしょう。
目論見どおり、暦の影の中から現れる忍。
忍は暦の影の中にいる。二人は離れる事は出来ないんだから。それはなんと羨ましい、妬ましい事だろう…。
羽川の心に反応した苛虎は火を吹き、羽川はそれを止めようとします。炎が暴れ回る中、忍が襲いかかります。次回バトル開始ですね。
自分だけが真っ白なままではいられない。誰かを憎み、ひとに嫌われ、ひとを許せなくなっても、苛虎を、自分の感情を受け入れようと決めた羽川。優等生でも委員長でもなくなって、ただの人になると。でもそれは間違いなく成長であり、きっと幸せに繋がる道なのでしょう。能力に反してシチュエーションが詰んでる羽川の逆転がここから始まります。…まぁ、暦くんは手に入らないんですが…。
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