5年にわたる連載期間中全くダレる事がなかった奇跡の作品「Dr.STONE」。万感の最終回です。最後まで駆け抜けてくれました。
千空達がメデューサ=ホワイマンを連れて地球に戻って数年後。石化解除された人も増え、復興は順調に進んでいるようです。
ゲンが久しぶりに日本へ帰って来たシーンから再開です。外交官…と言うか交渉人みたいな事をやらされているようですね。ワルぶってる割にいろいろ背負いこんでしまう、ゲンらしい立ち位置ですw。
今回のゲンの帰国には目的がありました。
大樹と杠の結婚式!の二日目w。
みんなの都合を考えて式を二日に分けて行う事にした、とか。この二人、友達多そうだし、いいアイデアなんじゃないでしょうかw。
千空含む科学チームは現在手掛けている科学クラフトが忙しすぎて初日に出席して帰って行ったとか。そのときクロムはルリに
「今やってる科学クラフト仕上げたら俺らも結婚しようぜー」
とかあっさり言ったらしいw。クロム結婚する気あったんだ…。まぁそれはおいといて。
大樹がケーキを差し入れするのに同行し、ゲンも千空がいるラボへ向かいます。
ラボではメデューサの研究が進んでいました。どこかで見たような博士達に専門用語バリバリの説明を受けるゲン。千空はあれでも手加減してくれてたんだ、と妙な感銘を受けていたり。
あまり関係ありませんが、メデューサの重力制御や石化能力の説明で「ヒッグス場」を出して来ましたね。最新の素粒子、まさに現代科学の最先端です。古くは「機動戦艦ナデシコ」の相転移エンジンの理論的根拠がヒッグス場であったり、「電波教師」では「どこでもドア」の基礎理論構築のためヒッグス粒子の存在を証明しようとしていました。重力を制御する為の入り口と認識されているようですね。実際に重力を操れるかどうかはともかく、分かる人には分かるちょうどいいフックだと思います。
千空やホワイマンは更に奥で何かを作っている、との事。そこにあったのは…巨大なメデューサ?ホワイマンによれば
「過去に戻り、地球への降下を止めれば自分の仲間達の大量死を免れる事が出来る」
ああ、確かにあらかじめ地球人類がハズレだと分かってればわざわざ酸化の危険がある上に行動の自由が阻害される重力の井戸の底に落ちて破損する事はなくな…ってそれタイムマシンですよね?!
そりゃ唆りますわ。そしてそりゃホワイマンも可能性0%と判断しますわ。でも少なくとも目算は立っている模様です。ロードマップ見てもゴールのタイムマシンの手前くらいからオーバーテクノロジーが過ぎて、実現の可能性がさっぱり読めませんが。
ゲンは千空達の熱意を見て、千空なら…いや人類なら何十年、何百年、何千年かかっても一歩一歩楔を打ってタイムマシンくらい作ってしまうに違いない、と確信します。
最後は千空の「唆るぜ、これは」で締め、となりました。
最高のエンディングですね。少しのすれ違いで文明を失ってしまったハダカザルは時間と空間の秘密に手を掛けるところまでたどり着きました。この先にも必ず登って行く事でしょう。70億人が必死にやれば出来ない事など何もない、それを信じてみたくなりますね。
原作稲垣先生は他に「トリリオン·ゲーム」も連載されていますので、稲垣節自体はまだ読む事が出来ます。Boichi先生はしっかり力量のある方なので放っておかれることはないでしょう。程無く新作を見る事が出来ると思います。ともあれ、両先生、お疲れ様でした!
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