週刊マガジンの最長連載作品、なんと主人公がプロボクシング引退してしまいました「はじめの一歩」。いろいろやってますが、やっぱり試合が一番盛り上がるんだよなぁ。
間柴ガルシア戦、ガルシアのカウンターが直撃、間柴の意識を刈り取ります。海の底に沈んで行くかのように意識を失って行く間柴。走馬灯のように目の前を昔の光景が通りすぎて行きます。両親の墓の前で泣きじゃくる久美に「俺が守る」と誓った間柴。ですが間柴は久美に世話をかけるばかり。久美をあのアパートに縛りつけているのは自分だ、妹が安心して誇れる兄にならなければ。
「オレは、オレを認めねぇ」
もがく様に突き上げた拳は現実とオーバーラップします。倒れかけた間柴に追い打ちを掛けようとしていたガルシアの顎にカウンター気味にヒット!
ぐらつくガルシア。ですがダウンには至りません。そして次に来るパンチを予測したガルシアは即座に迎撃体制を固めます。
そう、ここで出るのは間柴の得意技、右の打ち下ろし、チョッピングライト!ガルシアはカウンターでアッパーを合わせに行きます。ですがついにガルシアのダメージは足に来ました。一瞬ガルシアの足がぐらつき、パンチの軌道がずれる。アッパーは届かず、間柴のチョッピングが炸裂!
ガルシアはこのままダウンしてしまうのでしょうか。
間柴の精神の成長が著しいですね。誰も信じられない狂犬みたいな男がボクシングを通じて自信を得、ライバルを得、仲間を得た。かつての間柴ならこれらを弱さと切って捨てていたでしょう。しかし人は一人では強くなれない。誰かを守る為、誰かを喜ばせる為にこそ、強くなるのでしょう。
そろそろガルシア戦決着と思われます。で、一歩くんの試合もそろそろ見たいですね。彼が復帰してリカルド·マルチネスと戦わないとこの作品は終われないと思うのですが…。それとも森川先生には何か常識外のアイデアがあるのでしょうか?
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