The Five Star Stories 第6話 アクト4-4

 FSSは話数書いてもあんまり意味ありませんね。どうしようかなw。

 カーマントーの労働者集会でアンジュ(マグダル)が意見を求められています。ドーマ対して反乱を起こすべきか、と言う問に対して、アンジュは待つべきだと答えます。ミノグシアの戦いが終わらないと状況は変わらない、そして遠からず状況は動き始める、と。イオタ宇宙騎士団がドーマと組んでいた宇宙海賊を潰し始めた事実からA.K.D.が動き出した事まで予想しています。地方の鉱山の片隅から正確にジョーカー星団の政治情勢を読み取っています。とんでもない洞察力ですね。

 またこの一連の発言を大人たちはあっさり受け入れています。子供の戯言と一蹴してもいいはずなのに。マグダルの詩女としての能力でしょうか。実際、難民の中から彼女を「詩女」と呼ぶ者が出て来ている、との事。カーマントーの詩女の名は広まって行きます。

 監査官ホルレはこれを聞いて動揺します。ミノグシアの民にとって「詩女」の名は重い。が、ドーマに報告して下手な扱いをされれば大変な事になる…。彼女は詩女をよく知っているようです。とりあえず黙っているしかない、とホルレは煩悶します。

 一般人視点なら、詩女は予言者とかハスハの精神的支柱等の意味になるので市井の人物の異名として使っても構わないものかもしれませんが、実際には歴代詩女の記憶を引き継ぎ、身の危険が迫れば超常存在が飛んで来る規格外の存在なわけですから、ホルレのビビりっぷりも理解できますね。ひとつ間違えれば星団のパワーバランスが変わる爆弾を持たされているようなものです。

 ボォスの衛星軌道上では、バッハトマとフィルモアの紋章を付けた船が離れて行きます。船上ではフィルモア元老院のティルバー女王とバルバロッサ王が話しています。ボスヤスフォートと会談し、一度きりの共闘の密約を結んだ、と。

 ダイ·グの病状は進行し、徐々に身体か動かなくなって行く。ミノグシアを懐柔するための詩女フンフトとの婚姻もうやむやになってしまった。彼の望みを叶えるには時間が足りない。クリスティンと、さらにダイ·グの命も使ってナカカラを制圧する!バルバロッサは宣言します。

 皇帝の命さえ使い捨てるフィルモアの「重なるヴェール」の底知れぬ恐ろしさを感じさせます。バルバロッサ王自身も狂気がにじみ出ていますが、こんな世界に長く身を置いていれば仕方のない事なのかも知れません。

 ここからナカカラ防衛戦へ繋がっていく、との事です。さぁGTM戦だ!

 来月で17巻の分の原稿が貯まる模様。こんな短期間で単行本が出るとは…信じられないw。ん?なんか感覚がズレてる?

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