「機動戦士ガンダム」の名キャラクター、ランバ·ラル大尉。兵士の生き様と言うものをホワイトベースの面々に刻み付けた、まさに大人の具現化のような人物でした。
このお話は、おそらく一年戦争が始まる前、ザビ家の台頭でランバ·ラルの父ジンバ·ラルが失脚し、ランバ·ラルも雌伏を強いられていた時期。サイド3にある愛人ハモンの店、クラブエデンにて留守番&掃除の日々です。
で、その留守番中にラル大尉が夜食を作る話…ただそれだけですw。これがまた身体に悪そうな…うまそうなのばっかりでw。
ペタマックス焼きそばにさらにジャンクフードガン盛りにしたZ(ゼタ)マックス。
4年に一度のスポーツフェスティバルに合わせた国際色豊かなベーグルサンド、五大陸ベーグル。
ミルフィーユのごとくご飯と具を重ねまくる一尺玉おにぎり。
そんな乱れた食生活を続けていると、同好の士と言うか類友と言うかそういうのを呼んでしまうようで。なぜかエデンが休みの日に限って迷い込んで来るユミちゃん。この子がいるとラル大尉のメシ無茶振りレベルがさらに上がってしまう…。非常食コンビーフを使ったアヒージョがいつの間にかマヨネーズガン盛りの背徳ペッパーライスに変わったり、ヘルシーな鍋のつもりが白子あん肝牡蠣エビ盛り盛りの通風鍋と化したり。
こんな調子でひたすらやべぇ飯を食べまくる本作ですが、特徴としては「そこまで難しい料理は出して来ない」と言うものがあります。ちゃんとプロの監修を受けて、作中に出て来る料理のレシピを公開していまして、普通の人が作れるであろうレベルの料理になっています。機会があれば自分で作ってみよう、と思ってしまう位にはw。これが本作の「ガンダムスピンオフでありながら妙なリアリティが滲み出して来る」読み味の元なのであろうと思います。こう言うつまみで飲む酒は旨いんだろうなあw。
しかしラル大尉、こんな食生活してたら絶対寿命縮みますよw。「ガンダム」本編で最期が決まっているとは言え、そこまでの日々を健康に過ごす事には意味があると思うのですよ。食べなきゃやってられないストレスなどもあるかと思いますが、大尉にはご自愛頂きたいものです_。
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