あかね噺 8話

 阿良川志ぐまに無事弟子入り(仮)し、落語家への第一歩を踏み出した朱音。「客が見えていない」と放り込まれた居酒屋バイトで「気働き」を身に付け、兄弟子亨二の営業に同行して成果の確認です。

 営業先は老人ホーム。慣れない環境で不安だろうが…と気遣う亨二にむしろラッキーだと返す朱音。

 お客さんの普段の生活を見られて、落語を観る為に時間を割いてくれているのが分かってよかった、と。客の多い少ないで態度が変わらないのは彼女の美点ですね。

 朱音が任されたのは前座の15分。髪を括って高座に上がります。客は老人ばかり20人。

「人にウケたきゃまずは相手を受け入れろーってね」

 居酒屋のみくちゃん(♂)のアドバイスを思い出しつつ自己紹介からマクラに入ります。会場のお祖母さんの年齢イジリが「子ほめ」のネタですね。客の空気を探りながら仕込みも済ませてます。緻密に考えていますね。

 更に一人だけ興味無さそうにしているお祖父さんに、見回して目が合ったところでニッコリ。

「ラストアイコンタクト」だそうで。去り際に相手の目を見てニコッとしたら好印象につながる…と。CAがやってる接客術だそうです。

 調べてみたところ、すこ~しニュアンスが違う様な気がしますが、目が合ったかわいい女の子に微笑んでもらって嬉しくないワケありませんw。客数にもよりますが有効な手ですね。

 さあツカミはOKです。「客を見ていない」と言う前回の課題はクリア。「子ほめ」の噺に入ります。タダ酒にありつこうと長屋のご隠居の所へ上がり込んで来る八っつぁんの、厚かましさと頭の悪さとその他諸々混じった何とも言い難い表情w。朱音の上にスタンドの如く浮かび上がる八っつぁんを、馬上先生よくぞ描き上げましたw。

 これで次回、朱音が「子ほめ」をこの観客に即してどうアレンジして来るか、ですね。

 プロの監修も入っております。次号増ページとの事で、否が応でも期待が高まります。お手並み拝見と行きましょう。…次回いきなり一席終わってるとか無しですよ?!

コメントを残す