ゴールデンカムイ 313話

 最終回へ向けて全話ネット公開と言う大盤振る舞い。ラストへ向けて一直線ですね。

 杉元に斬りつけられ、面と矢筒の紐を斬られる鶴見。矢筒には権利書が。しかし同時に懐から小さな骨が転げ落ちます。かつての妻と子の遺骨です。片手に拳銃を握っている鶴見は両方拾うことは出来ません。

 …掴んだのは、矢筒。遺骨は機関車の車輪に巻き込まれて粉々です。

 ここで面が剥がれた鶴見の顔が初めて映し出されました。思ったより冷静な、悲しげな表情。取り返しのつかない選択を自らしてしまった事を実感しているのでしょうか。鶴見の見せる初めての人間的な顔です。

 直後、更に紐を切断して矢筒を確保するアシリパ。拍子に機関車から墜ちそうになるのを杉元が支え、その杉元を鶴見の軍刀が刺し貫きます。

「愛するものはゴールデンカムイにみんな殺される」

「全部お前の責任だぞ ウイルク!!」

 アシリパとウイルクの区別が着いていません。既に鶴見は正気を欠いています。

 杉元はアシリパを放り投げ…馬で機関車に追い付いた谷垣と白石がキャッチ。

「俺は不死身の杉元だ…」

 いつものセリフを言い残し、杉元は鶴見を押さえて機関車と共に函館駅へ突入!

 杉元の銃は鶴見を撃ち抜きますが、二人は揉み合ったまま機関車からの脱出もかなわず、駅を突き抜けた機関車もろとも海へ…。

 いかんな…大抵どこか省略して書くのに、全部書いてしまったw。一連の流れでどこも無駄がない、どこも切れない流れるような一本でした。野田先生ノリノリで描いてるのが良く解ります。

 最終的にアシリパは生き残り確定。谷垣、インカラマッ一家も健在。白石は…まぁわかってましたw。杉元と鶴見はまだわかりませんね。最終回待ちです。

 まさに関わる者みな食らいつくす黄金のカムイ。五稜郭の黄金も権利書も表には出て来ずに終わるんでしょうね…。

 次号の大団円(になるのか?)を皆で迎えましょう。

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