古見さんは、コミュ症です。 25巻

 アニメ2期も驚きの短期間で始まり、小学館漫画賞も受賞しました「古見さん」。作中では最終学年3年生に進級し、そろそろ終わりも見据えた展開に入る頃でしょうか。

 新クラス3年1組は、いつもの3人(古見さん、只野くん、なじみ)はまぁ一緒として、他が今まで以上にクセの強い奴ばっかり。何より古見さんの友達募集にほぼ応じないw。今までなら友人帳を差し出したら皆ふたつ返事で名前書いてくれたのに…。

 学年主任(元古見さん担任、本名不明)によれば

「2年間友達いなかったやつ 1組に集めたから」

 クラスごとコミュ症でしたw。

 それでも何とか3人友達になってもらった古見さん。断られ続けるのは中々メンタルダメージがあったようで、珍しく古見さん只野くんに甘えます。

「なでて…頂ければ…と…」

 ううっ、甘酢っぺぇ…。学生の時しかこう言うのは出来ないですね~。

 入学式。新1年生を迎えたのは…伊調せとか「理事長」!会長卒業したのでは?

 伊旦高校は伊調のおじいさんが経営しているそうで…。横車押しまくったな…。

「これからみんなには殺し合いをしてもらいます」

 いきなり物騒な事仰ってますが、要するに学年主任対抗サバゲー大会をやろう、と言う事ですね。賞品は学年全員に「伝説のチキンカツパン券」、更にMVPには「せとかちゃんがなんでも言うこと聞く券」!

 チキンカツパンはともかく「言うこと聞く券」は要らねー、と盛り下がる中、2年捨野くんだけ乗り気だったり…こいつだけノリが昭和なんだよなー。理事長を下僕にして学園を牛耳る、とか考えてそう。

 ともかく始まった学年対抗バトルロワイヤル。一年はいきなりのイベントで和気あいあい。井中さんの親戚、ひきこもりだった日岐こもれびさんもともだちが出来たようです。

2年は捨野くんを中心にヤンキーマンガ風。

 3年は…なじみがいきなり自爆したり椎名さんが古見さんにフレンドリーファイアしたり…。いまいち纏まってない感じです。一番ノリがいいのも3年なんですが。

 椎名さんのこのムーブ…皆が盛り上がってるのがなんか気に食わなくて水を差すとか、誰かが一生懸命やってるのを横目で見て白けて見せるのがカッコいいと思ってるとか…これは高二病って奴ですね。中二病ほどイタくはないし、下手したら罹患したまま大人になってしまうやつですが、覚めてしまえばかなり恥ずかしい、と言う…。早いところ自覚するといいですね。

 古見さん、椎名さんの態度に怒りましたが(珍しく良くしゃべる古見さんw)、白木さんに痛いとこ突かれた椎名さんをかばってなんとか休戦状態に。

 そんなことをやっている間に2年捨野くんは1年を制圧し、1、2年連合で3年を攻めます。3年側は意外にも山井さん、中々さん、阿瀬さん等が活躍。ですが数で押され、3年は徐々に押されて行きます。

 が、ここで理事長のミッションをクリアした日岐さんが無敵装甲(段ボール)をゲットして1年を解放!3年エリアで乱戦に。

 最終的にバトルロワイヤルは1年の勝利。MVPは日岐さんとなりました。日岐さんは一躍有名人です。校門で止まってしまう足も、一緒に戦った主城さんや根津野さんが引っ張ってくれます。

 古見さんたちと違うクラスになってしまった万場木さんもサバゲーを通してクラスに落ち着きました。

 椎名さんも古見さんに(一応)挨拶を返す様になりました。

 総合して、伊調理事長無茶苦茶だけど結果は出しているんじゃ…。そこまで織り込んでいた?いやまさかそんな。

 取り敢えず古見友人帳にクラスメイトの名前は増えた模様。あとは椎名さんがいつ落ちるのかw。

 個人的には万場木さんが只野くんの事をキチンと吹っ切った様子なのが健気で良いです。同じクラスの和貝くんとフラグが立とうとしていますが、今度こそ幸せになってもらいたいですね。

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