Fateにクトゥルー神話を持ち込んだターニングポイント的エピソード、「異端なるセイレム」のコミカライズです。今でも人気のサーヴァント、アビゲイル·ウィリアムス初登場のエピソードでもありますね。
ホプキンス判事はマタ·ハリを魔女裁判にかけ、絞首刑を確定させてしまいます。続けてピックマン夫妻をも魔女認定、絞首刑が決定。ものすごいスピード判決です。
「マタ·ハリにはそのまま処刑されていただこう」
メディアの姿を借りているキルケーには何か策があるようです。即決で絞首台に送られ、3人まとめて刑を執行されてしまいます。
同時にキルケーの工房(アビゲイルの自宅)に火が放たれ、さらにグールが村の境界を越えて侵入して来ます。大混乱の中、刑の完了を確認するまで動かない、とその場にとどまる判事。サンソンが護衛に入ります。キルケーとロビン、そしてマスター立香はどさくさでマタ·ハリの遺体を回収に動きます。
一連の騒ぎに耐えられなくなったアビゲイルはフラフラと自宅に戻ろうとしますが、その自宅が燃えているのに出くわしました。ナタが追いかけますが…
「ナタ…ラヴィニアが見つからないの…」
精神のバランスがヤバい事になっています。
大量のモンスターにカルデア勢は不利な状況に追い込まれ…しかしそこに助太刀に現れたのは…ティテュバ。いえ、その姿はサーヴァントそのもの。
「よろしければ無料体験などいかがですかぁ、座長さん?」
この間抜けなセリフ…間違いなくサーヴァントです。状況も状況なので立香はその場で契約。ティテュバが怪物を吹き飛ばしたところでアビーとナタ合流。驚きながらも再会を喜ぶアビーにティテュバは真名を名乗ります。
「私は人よりこう呼ばれておりました…」
「南方より来る女、シバの国を統べる女王、と」
シバの女王ですね。古代のキャスターの登場に対抗心剥き出しのキルケーw。
大騒ぎの中、マタ·ハリが復活。あらかじめキルケーが仮死状態になる薬を渡していた模様。敵はマタ·ハリとマシュを天秤に乗せ、どちらかを犠牲にするよう強いていた、との事。だからあえてマタ·ハリを処刑台に上げて抜け道の化膿性に賭けた…。とりあえず賭けには勝利、シバの女王が保護区していたマシュとも合流できました。
何者かに召喚された女王はティテュバとしてセイレムに紛れ込む事には成功したのですが、敵の妨害によって役からぬけだせなくなり、一度殺される事でようやく抜け出す事ができた…。キルケーは女王にトラブルがあったためにバックアップで呼び出されたらしい。
女王さま、まだ色々隠している模様ですが、どうも未来が見えるようで、迂闊に未来が変わるような情報は出せないらしいです。
またアビゲイルにも不審な点が。本来の歴史のアビゲイル·ウィリアムスは魔女を告発する側。それがこの特異点では魔女側にいる。それはなぜなのか。
ホプキンス判事にも矛盾があります。サンソンが問い詰めます。
「何よりも貴方らしくないのは、魔女狩り将軍であるはずの貴方の目的が金品ではなく」
「ただ魔女の告発とその断罪のみを己の使命としている事です」
判事もまたここに喚ばれた存在ではないか?とサンソンは推理します。
おそらくこの特異点の中心はアビゲイルとラヴィニアです。セイレムを離れようとするラヴィニア。アビゲイルにも一緒に行かないか、と誘いをかけます。「約束をした」とラヴィニアは言いますが、アビゲイルにはその記憶はありません。一緒には行けないがそれでも、どんなに遠く離れても友達だ、と涙を流すアビゲイル。ラヴィニアは何かの踏ん切りがついたようです。
「イア…イア…イグナイィ…イグナ…」
もう聞くだけてヤベェ呪文をつぶやき始めました。
意気消沈するアビゲイルを魔法陣を使ってさらったのは海賊の首領キザイア。以前戦ったロビンに正体を見破られ、魔術で立香に化けて暴れまわる、と脅しをかけられたところで5巻終了です。
オリジナル要素でボリューム増えてますが、6巻で完結でしょうか。1.5部4エピソード平行コミカライズとか凄い事やってますが、この間「アガルタ」がようやく完結。「新宿」もそろそろ終盤。「剣豪七番勝負」は…まだ見当つきませんw。1部コミカライズも渋滞してますが、全編やるつもりのようです。
終了までどのくらいかかるやら…。え、さらに2部行きますかw。
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