黄泉のツガイ 6話

 現代社会に放り出されてカルチャーギャップに苦しんでいるユルくんですが、荒事となると話が違います。ジンたち影森の者達を逆に追い詰め、一時停戦してアサに会う事になりました。

 ジンのツガイ、愛ちゃんが刀やら銃やら全部たいらげて証拠隠滅しています。愛ちゃんが食べて、誠くんが任意で取り出せるそうで。ヤバい事に使えそうだな、と思ったら

「便利ですよ カチコミとかハイジャックとかテロする気なら誠くんを連れて行けばボディチェックに引っかかりませんし」

 絶対いくつかやった事あるよね…。

 少々緊張感が薄れつつ、ユルとジンたちはアサの元へ向かいます。あらかじめLINEでアサに連絡入れるジン。気配りの効く男です。

 に対して隣で寝てるガブちゃんまで起こして慌てるアサ。

「どうしよう 何着ればいい!?」

 …なんかアサちゃん最初とイメージ違って来てません?

 ジン、影森のおやじさんにも一報入れます。

「ひと仕事終わってこれからひとっ風呂と思っとったんだが よし、すぐ戻る!」

 デカイ化物を殺して本人はピンピンしてます。こちらも相当強いツガイを従えている様で。

 影森家。東京のど真ん中に大きな敷地を占めている様です。結界を張り、基本ツガイはその中にいるらしい。

 バカ広い玄関に着くと「影森アスマ」なる人が迎えに出てきました。しかしジンとはあまり折り合いがよろしくない様です。影森も一枚岩と言う訳ではない様子。

 続いて現れたのがアサ。

「兄様!!死んでない!?生きてる!?」

「ぎゅってしていい!?」

 あー、この娘日常ではアホの子だ。この後も事ある毎に「ぎゅってしていい?」と繰り出して来てユルが断る天丼が繰り返されます。一気に萌え成分を補給して来ましたw。

 女子供の生き血を抜くとか鬼の所業→そうか注射器知らないもんな、とか、いいもん食ってるからかアサデカイな→兄がチビネタをまたやるかw、とかひとしきりコメディ展開をやった後

「父様と母様はどこだ」

 シームレスでユルシリアスモードです。

 アサの返事は「行方不明」でした。

 影森に保護された後、母方の故郷である沖縄へ無事を知らせに行った時、飛行機の中で消えた…。護衛のツガイ使いも一緒に。護衛ごとやられたのか護衛が間者だったのか。

 両親を行方不明にされてもこいつらを信じるのか、と迫るユルに、次々と襲って来る村の刺客から助けてくれたのは影森のジンたちだった、とアサ。

「私は影森家を信じる」

 ユルは板挟みです。

 そんな中、夜と昼を別つ双子の噂話をする者達が。

 「顎使いの小娘」とジンは足のケガで動けない。当主は留守。今がチャンスだ。

「男の方は…まぁ今は死んでもかまわん」

「女の方は首から上があれば良い」

 ユルたちと、更に寝ていたガブちゃんの方にも襲撃です。不気味なツガイが襲いかかって来ます。デラさんもユルが影森家に入った事を察知して移動を開始しています。

 次回影森家で大立ち回りです。

 しかし予想できていたとは言え、刺客を放っていたあたり、東村も無垢な組織とも言えない様ですね。両親を拐ったのが村の差し金なら、両親の件をユルに隠していた事になりますし…。

 そして「夜と昼を別つ双子」とは一体なんなのでしょう?襲撃者たちの話では生死を問わず、という感じです。血肉があればいいのか?食ったら千年寿命が伸びる的な?いや西遊記じゃないんだから…。

 ともかくやられる前にやれ、です。おそらく作中で一番容赦がないのがユルアサ兄妹だと感じていますので、思う存分やって頂きたいと思いますw。

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