鉱山町ムローレ手前の吊り橋で烈さんが出会ったのは”踊る骸骨“スケルトンの軍団。難なくスケルトンを砕いて行く烈さんですが、ただ一体、烈さんの棍をあっさり受け止めるスケルトンが。
「好久不見(ひさしぶりだな)」
「…我が子永周よ」
中国語を喋り、烈さんの本名を知る…しかも中国武術を操る、それは間違いなく烈さんの師父!
烈さんが海王の名を授かった後、東京の地下闘技場を目指した彼は途中、台湾の黒手(ハンドポケットのアイツ)に敗れ命を落とし、異世界転移を果たしていたのです。そしてある者に身体を作り替えてもらった…。そう、重い肉を捨てた骨のみの身体に!
その超高速と骨格のみである故に人間の可動域を越えた攻撃は烈さんを圧倒する…かに見えました。かつて海皇が使った受けの極意“消力”でスケルトンの攻撃を受けきる烈さん。
「近代空手の奇跡ーー」
「克己さんッ きみのちからを借りるッッ」
師父がたどり着けなかった地下闘技場で出会った友の技、マッハ突きでスケルトンの身体を破壊する烈さん。
憑き物が落ちたようにおとなしくなるスケルトン。自分が届かなかった境地に烈さんが至っている事を喜び、
「お前の手で黄泉へ還されるならば…」
その瞬間、スケルトンの頭蓋骨を踏み砕いたのは馬の蹄!
「もう少し骨があるかと思ったがとんだ期待外れであったな…その武闘家は」
怒る烈さんは馬上の騎士に必殺の転蓮華を仕掛けますが…首、外れました。敵は”首なし騎士“デュラハンだったのです!
血の洗礼…死の呪いをかけられ、城まで来い、と挑発を残して去って行くデュラハン。
屈辱を晴らすべくデュラハンの居城、奈落城へ向かう烈さん。途中、同じくデュラハンを追う大剣の戦士ロバートを道連れとし、ゴブリンと3人で奈落城を目指します。
しかし相変わらずお約束を外してくれます。デュラハンの呪いとか普通は決戦まで引っ張るネタなのに、ロバートが聖水持ってていきなり解除w。「このすば」ですかw。それでも奈落城を目指すモチベーションが落ちないのは流石の烈さんです。
あとはスライムがちゃんと強いのはいいですね。そうだよ、スライムってまともに戦おうとすると非常に面倒くさいんだよw。原作猪原先生、ドラクエ以前のRPGをよくわかっていらっしゃる。スパルタンなファンタジー対4001年目の中国武術、まだまだガンガンやって頂きたいと思いますw。
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