デルタ3とアルファ1の合同任務、コンシールメント·デバイスの受け渡しは終了しましたが、律とエイトのバトルは終わりません。二人からのコールを受けた4人(あやめ、野原、アユーシ、七々扇)は移動を開始します。手段を選ばずw。具体的にはヤーさんの車を奪いほぼ暴走状態で追走、あやめはそれでも足りなくて他の車の屋根をつたって先行します。
狼ドグラ…キャニスはデバイスがないなら意味はない、と撤退しようとしますが、律は挑発してかかって来させようとします。だいたいの罵倒には無反応だったのですが…
「ドチビ」
「ボクはチビじゃない!!!」
一瞬でキレましたw。
わざわざキャニスを挑発した理由、それは
「この世にいるドグラを一匹でも多く殺し…最後にはこの身に流れるドグラの血をも自ら終わらせる!!ただそのためだけにオレは中野に入ったのさ!!」
執拗にドグラを殺そうとする律。が、そこへ割り込んで来るドグゼイロンの一撃。シックボーイ!そして…ルルス!
狂喜してシックボーイに斬りかかる律。難なくいなすシックボーイは、律が人とドグラのハーフである事を見抜きます。二人がどうなったのかに興味を持つルルスに律は答えます。
「…ドグラ·マグラの母は、笑いながら父を殺したよ」
エイトに関して捕獲命令が出ている、と言う事でシックボーイは彼を本部まで連れ帰るつもりです。彼の精神波にこれまでにないデータが取れたそうで…。
捕獲するのがエイトを生かしておく唯一の方法だ、としてルルスも戦闘に参加…しようとするところであやめが割って入ります。
律対キャニス、あやめ対ルルス、エイト対シックボーイの三元中継となります…ひとつ異常に不利なカードない?w
あやめ対ルルス。敵同士でも友達になりたかった、と叫ぶルルス。
「なれると思うわ」と受けるあやめ。
「だけどそうしたら私は…初めての女の子の友達を手にかけることになってしまう…」
涙するあやめに「もういい」と笑うルルス。
「大好きなあやめの為だもん ちゃんと『敵』しよう」
遠慮なしに戦う二人。…思い切り良すぎるぞ君ら。
律対キャニス。精神の爆発力の差で律が圧倒します。キャニスの頭にタイブレードを落とそうとする瞬間、律の過去の記憶が去来します。荒れていたところを校長にスカウトされた事
「人は変わるよ…必ずね」
チームを組んだ二人がヤバい奴らだった事、そのヤバい七々扇がエイトの影響で「変わった」事…。
…剣は止まりました。合理的思考はこの敵をここで仕留めておくべきだと囁く。
「だが何故だろう…オレの中の何かがこの剣を止める…」
これが人の情なのかな、と聞く律に、旧人類の誇るべき感情だ、と答えるエイト。
弱くなるぞ、と忠告するシックボーイに「オレは!強くなると思うね!!」と反撃するエイト。
「あれで本当に良かったのか…オレには分からん…だが、気分はスッキリした!」
エイト律対シックボーイ。2対1になりましたがそれでもボーイ優勢です。ボーイの攻撃を防ぐ為に捕獲命令が出ているエイトが盾役を買って出たとき、業を煮やしたボーイがエイトの腕を斬り落とそうとして…ルルスが逆にボーイの腕を落としていました。
「や、やっちゃった」
何故でしょう。律の母親がドグラから換わろうとして苦しんでいた、という話から
「愛に目覚めるドグラはたまにいる。その連中が弱くなって破滅していく姿こそが最高の娯楽!」と言い切るシックボーイへの反発でしょうか。
あやめのルルスにたいする真摯な態度への返答でしょうか。
「そう、敵同士でも友達にはなれる!でもそれじゃ二人とも不幸になっちゃう!だからボクは気がついたんだ 友達を辞めるんじゃなく…敵から味方に変わればいいんだって!!」
遅れていた3人もここで合流し、
「どこのどいつだ、うちのリーダーこんなにした奴は!!」
七々扇が叫びます。「変わった」筆頭ですね。
「ボクはこっちの陽だまりで死にたいと思ったんだ!!」
ルルスの裏切りに大喜びのシックボーイ。「楽しければいい」らしいです。喜怒哀楽の「楽」が強化されているんですね。
「あとさ、ボーイ」
「ボーイから学んだ戦闘理論だと、この戦力差の時は確実に命を取れって教わったんだけど…」
切り替え早いなホントに!w
シックボーイは撤退。ボロボロながらも6人全員生還。しかもドグラ·マグラを一人捕虜にするという大殊勲です。ルルスは最終的に中野高校編入となります。どうもこの流れ、校長が書いた絵のようで…。どこまで計算してんだこのオッサン…。
連載では最終決戦的な状況になっています。クライマックスは近いですね。
松江名先生、面白くないわけではないのにちゃんとした連載終了を迎えられない、難儀な星回りになっている気がします。「008」こそは円満終了してもらいたいですね。
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