わかってるんだかわかってないんだかよくわからない、でも何だか納得力だけは異様に高い藤岡弘、さんの推薦文もついて「ゴールデンカムイ」ラストに向けて全力疾走です。
アイヌの黄金は五稜郭にありました。アシリパたちがわずかに早く発見しましたが、鶴見もわずかに遅れて五稜郭に到着。立て籠る杉元、土方、ソフィア連合軍対第七師団の攻城戦が始まります。鯉登父率いる駆逐艦隊4隻による艦砲射撃で杉元たちは押されぎみです。砲弾の雨の中平気で突き進む鶴見。
「怯むなッ 父の愛があれば息子に砲弾は落ちん!」
鯉登にさらっと吐く、この言動が鶴見ですね。人たらしの所以です。既に疑念を持っている鯉登には効果薄ですが。
永倉たちが函館山で入手したのはなんと外されていた回天丸の主砲!パルチザンの砲兵マンスールの技術もあって駆逐艦隊を着実に撃ちまくります。艦隊は壊滅しますが砲もつぶされます。鯉登父は乗組員を退避させ、自身は沈む艦と運命を共にします。正に古い軍人、無骨な男の矜持に敬礼です。
掩護射撃がなくなったとはいえ第七師団は精兵です。着実に稜堡を落として行きます。都丹庵士が倒れ、第七師団では二階堂が真っ二つになって死にました。向かい合わせになった顔を見て兄弟が再会したように錯覚したのは最後の救いでしょうか。
「やあ浩平」「やあ洋平」
「また会えたね もう二度と会えないかと」
アシリパと白石は権利書を持っての脱出を画策します。白石が先行してアシリパを堀の向こうから引っ張る予定でしたが早速見つかりますw。白石ィ!
鯉登息子に斬られそうになったところで永倉乱入。新撰組最強剣士対示現流です。
アシリパは鶴見に見つかり、杉元と合流して逃げ出します。追う鶴見はソフィアと撃ち合いになり、ソフィアが倒れます。
そもそもの最初に鶴見一家を自分たちの逃避行に巻き込まなければその後の悲劇は起きなかった…と鶴見に謝るソフィア。
「ずっと苦しんでいたんだね キミを許すよ」
直後に銃撃して止めを差す鶴見。
「キミのことは許した」
…それが許しか。助けに来た谷垣の馬の背で泣き叫ぶアシリパ。同じく月島の馬の背で脳汁垂らしながら叫ぶ鶴見。どこまでふざけててどこから本気なのかわからないのがこの人の怖いところで…。
五稜郭外の平原で待ち受けるのは尾形。ヴァシリとの静かですが息詰まる攻防を征し、アシリパ側第七師団側関係なく狙撃しまくります。ひとりで状況引っ掻き回してますね。狙撃兵つえぇ。
函館駅に向かう機関車に(勝手に)乗り込み狙撃を避ける一行ですが、その列車は第七師団の増援を載せた貸し切り列車でした…運悪いなホント。
牛山、土方、杉元の大立ち回りで対抗する中、鶴見月島も追い付き乱戦突入。さらに尾形が運転席を強襲、運転士を放り出し暴走列車完成です。全ての混沌を詰め込んで列車は地獄へ一直線です。
次巻怒涛の最終巻です。アニメ4期も決まって心配する事は何もない…いや実写映画化とか最大の厄ネタを震えて待ってたりするんですが。
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