章ごとにバンバン時系列が飛び回る「時をかける少女」かサンジェルマン伯爵か、という「ニンジャスレイヤー」ですが今巻は続き…いや続いてないかな?途中でザ·ヴァーティゴ=サンが乱入して来ますがwそれを差し引いても…。
スゴイタカイビルの死闘も最終盤、ダークドメインの振り下ろすアンタイ·ウェポンを受けるのはニンジャスレイヤーのスリケン!右4枚左4枚の8連射、チャドー奥義ツヨイ·スリケンはあやまたずアンタイ大剣を捉え対消滅!
次の瞬間、ヌンチャクを構えダークドメインに仕掛ける!
「ニンジャ殺すべし!!!」
カラテで受けて立つダークドメイン。迎撃のヌンチャクを透過!先の戦いの再現かと思いきや、ニンジャスレイヤーの蹴り足に絡んだヌンチャクがプロペラのように回転している!
「亜空間転移防御はもって1~2秒 回転するヌンチャクの暴風域に貴様は…実体化するしかない!」
防御が崩れたダークドメインにヌンチャクの連打を叩き込むニンジャスレイヤー!爆発と共にダークドメインは最期を迎えました。
撤退していくニンジャたち。イクサは終わり…瓦礫の中に残された母と子が父を呼びます。「あなたーっ」「パパーっ」
「このイクサの中で妻子が生き残っているだけでも奇跡…父親が生きている可能性は…」
おおブッダよ!寝ているのですか!
「…サチヨ エニマロ…」
父親も生きていました。抱き合う家族。自らの妻子を想い、消えていくフジキド…ニンジャスレイヤー。
ナラクの力を取り戻したフジキドですが、もう一人、行方の気になるキャラクターが居ます。頭をぶち抜かれた写真だけを残して消えた探偵、タカギ·ガンドーです。琵琶湖の底に沈んでいくガンドーの脳にインプラントから情報が漏れ出て来ます。…これはソーマトー?ガンドー死ぬ?
ともかくガンドーの回想「リブート·レイヴン」スタートです。
キョート·アンダーガイオンのガンドー探偵事務所。ガンドーはかつて助けた縁で押しかけ助手をしているシキベ=タカコと貧乏探偵稼業を続けていました。シキベを真っ当な仕事に付けようとまとまった金を渡したいガンドーですが、貧乏所帯で出せるモノもありません。そんな中、正体不明の依頼者からギャラ一億円の仕事が舞い込みます。内容は
「怪盗スズキ·キヨシの捕縛」
報酬につられてガンドーは依頼を受けて終います。調査と推理の結果、結論は
「…スズキ·キヨシの正体は恐らく カチグミ企業コケシ社の道楽御曹司だ」
「同じような地位の二人とつるみ繰り返し世間を騒がす愉快犯に違いない」
次の犯行は琵琶湖クルーズ船「グランド·オモシロイ」で開かれるビジネスショウ。これに展示される企業所蔵の骨董美術品がターゲットにされる、という予想です。
依頼者の手引きで「グランド·オモシロイ」に潜り込む二人。カチグミ上級市民との格差を見せつけられるシキベ。ドロイドアイドル「ネコネコカワイイ」の御披露目もここだったようですね。
ガンドーのハッキングのサポートでスズキ·キヨシ容疑者の部屋に忍び込むシキベ。怪盗のコスチュームを見つけ、正体を確定します。同時に御曹司たちが人を人とも思わず、自分たちの能力を見せつけたいだけだ、とも聞いてしまいます。
「アイツら道楽で怪盗やってるんスよね?昨日の女の子なんて依頼断ってたら違法サイバネ医師に売られて死んでるんスよ?」
「あのオイランの人とか可哀想デスよね あんなプレゼンで拍手とか ワケ分かんないスよ…でもやっぱ 一番腹立つの道楽のスズキ·キヨシなんスよ」
アンダーガイオン居住者の自分の境遇と御曹司たちの勝手気ままな振る舞いに怒り震えるシキベ。日々の仕事ですり減って行く自分に失われて行く何かをシキベが持って来てくれた、と感じるガンドー。
「ブッダ 機嫌はどうだい?」
中央舞台にこれ見よがしに据え付けられた国宝級アーティファクト「エド·トクガワの武者甲冑」。これがスズキ·キヨシのターゲットと見極めたガンドーが屋根の上で見守る中、異様な量のスモークが焚かれ始めます…。
ネコネコカワイイとか「忍殺」公開当初はフィクションでしかなかったのに、今や仮想空間内ならほぼ実現できるところまで来ちゃってますね。時代の流れは早い!
このエピソードの後のガンドーと…シキベの運命も気になるところですね。これだけガッツリやってくれてるので、即死んで退場はない、と思いたいですが…。
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