始皇帝vsハデス。“王”としての矜持の勝負となった第七回戦。互いに負けられない戦いになって来ました。
ハデスの槍撃を避け続け、承力天鳳を出すチャンスを待つ始皇帝。ハデスは再び上からの打ち下ろしで始皇帝を沈めようとします。
大地を砕きし者(ペルセポネ·ティターン)!
ですが何故かハデスは体勢を崩します。槍を巻き込みハデスを投げる始皇帝。
蚩尤鎧式 承力天鳳!
地を舐めるハデスに追撃を加える始皇帝。しかしハデスはそれを許さず反撃。再度の攻防でまたも不自然に体勢を崩したハデスに始皇帝の爪が叩き込まれます。
蚩尤矛式 泰山龍爪!
ついにハデスの身体に傷がつきます。ですがハデスは気付いた様です。
「”息“か…」
「朕には見えるのだよ…そなたに宿るー“星”が」
佐々木小次郎の解説によると…。
生き物には気の流れがあり、その気の流れには必ず”要“が存在する。わずかな力でも要を突かれれば気の流れが乱れ、本来の力を発揮できなくなる。戦闘中に目まぐるしく変わる要の位置を“星”として認識し、息を吹き掛ける事で気を乱す…。
蚩尤弩式 波流亀!
手合わせしてみてぇとか物騒な事を呟く佐々木小次郎、近藤勇、沖田総士。バトルジャンキーがいっぱいw。
ですがこの技を可能にする目には副作用が。始皇帝の腹にはハデスと同じ傷跡…。
ミラータッチ共感覚。視覚を通じ、他人が感じた感覚を我が事のように感じてしまう現象。秦の王子ながら生まれた時から趙に人質として送られ、半ば見捨てられた存在だった始皇帝は向けられた憎悪までも自分の痛みとして感じるようになっていたのです。これこそが“星”を見る超視覚の正体なのですが、幼少時では障害でしかありません。親身になって世話してくれた護衛役·春燕との絆が彼を支え、その春燕の死が彼を「始皇帝」たらしめていたのです。
「もし…あんたみたいな子が…人の痛みのわかる子が王になったら」
「アタシが変われたみたいに このクソったれな世の中も 少しは変わるかもしれないね…」
最高の王になると約束したが故に、誰にも負けるわけにいかない、と嘯く始皇帝。
対するハデス、槍を風車のように回して気弾を散らす策に出ますが、見えない波流亀を全て防ぐのは不可能。体勢を崩したところに蹴りが入ります。
蚩尤戟式 白虎弧月!
ハデスは一撃を受けながらも笑います。
「始皇帝よ 改めて認めよう…お前は王たるにふさわしい だからこそ余も 冥界の王として応えよう」
自ら胸を切り裂き、全身に血を浴びるハデス。身体に触れる寸前の波流亀を血で見切り、始皇帝に槍撃を当てます!
血の効果はそれだけではありません。神の血を吸ったバイデントは更に強力な神器となりました。その名を宿命の四血槍(イーコール·デスモス)。
「喰いちぎれ…デスモス」
始皇帝は承力天鳳で受けようとしますが、その腕は破壊され頭をかすめます。蚩尤鎧式敗れたり!
「余は負けられぬのだ…あやつ達の…兄として」
王として民の為に、人として親しい者たちの為に負けられない…人と神に既に差はないように感じます。いかに力の差があっても想い…”魂”の強い方が勝つ。これまでの7戦を見てそう思います。
これラグナロクとは別のところで決着がつくんじゃないですかね?ベルゼブブとかノストラダムスが暗躍して、そっちに重点が行くとか。でないと神対人の全面戦争に突入するんじゃないか、と…。
いや本音は13戦全部やりきって頂きたいんですけどね?
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