「クロサギ」「正直不動産」の夏原武先生原案、「LIAR GAME」「ONE OUTS」の甲斐谷忍先生作画と、名前を列挙していくだけでうさんくさ…只者ではない感マシマシ!今度は実践派経済学者が主人公な「カモのネギには毒がある」1巻です。
主人公、加茂洋平は経済学者を名乗っていますが、フィールドワークと称してホームレスに混じって生活したりする変人。そのフィールドワーク中に親の借金で大学を辞めなければならない名取美咲と知り合い、その両親と会ってみよう、と言う話になります…フィールドワークとしてw。加茂が提唱するところの「カモリズム社会」…カモを見つけ、育て、そこからカネをむしりとる、カモりカモられる社会構造の研究対象としてです。
旅館を営む名取の両親は共済に突っ込んだ4000万が配当もなくなり返金も応じられず、で首が回らない状態でした。調べてみるとその共済はかつての優良共済の名前だけ頂いた別ファンド。おそらく掛け金は戻って来ない…。話をしに行こうとする加茂に話どころか会ってもくれません、と止める名取。
「んな事ないよ だってあいつらカモを食うのが大好きな人間なんだよ」
「だったら…こっちがカモになればいい」
加茂が取った方法は…5億の見せ金でファンドに運用実績を要求し、向こうのカネを投資させる事でした。…加茂が買い取ったファンドにw。加茂さん経済学の実践でとんでもない金持ちだそうで。そのカネでぺてん師を打ち負かす事こそが自分の研究の成果だ、と。
「カモがしょってくるネギに時々強烈な毒が入ってたら カモを狙う人なんていなくなるのに」
助手の人の言葉ではそんな事を考えているのかも…なんて話です。加茂の過去に何があってそう考える様になったのか、少し興味がありますね。
他に1巻では、ひととき融資でシングルマザーを食い物にする小金持ちから雇用助成金詐欺をはたらくキャリア官僚までを芋づる式に引きずり出して破滅させる「フィールドワーク」をやってます。やっぱり湯水の様にカネを使ってw。なんだかんだで利益は出ているらしいのは美点なのか難点なのか…。
「霊能力者 小田霧響子の嘘」とは資金力で差別化している感じですね。ワトソン的立ち位置のアシスタントを置いて主人公に対する不快感を和らげているのも共通です。
連載では「大学内マルチ」にメスを入れ、更にその奥にいる大物の存在も匂わせています。これをヒキにするつもりのようですね。
とりあえず加茂センセ、1回くらい講義してやって下さい。毎回教室にプラカード下げて立ってる名取ちゃんがそろそろ不憫になってきましたw。彼女がヤジられる謂れはないw。
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