GOLDEN SPIRAL 15話

 海面上昇で消滅の危機にある人類最後の国、ベルソー王国。外の世界「ユートピー」に国を救うカギがあると信じるザビは、「外」から来たという少年、ガロと出会う!

 「うえきの法則」「ポンコツちゃん検証中」などの福地翼先生の新作は異世界ファンタジーもの。流行りモノをちょいと捻ってくる印象の福地先生ですが、「GOLDEN SPIRAL」は今のところド王道な感じ。文明が崩壊した未来世界を救う為に主人公達が立ち上がる、的なストーリーですね。

 ガロをエスコートに入れる為の入班試験の第3次試験。受験者は二人一組で鎖で岩に繋がれている。鎖を切る、岩を壊すはNG。手枷にはナンバーロックがかかっており、その番号は目の前の相手のみが知っている…。この状況で1時間以内に試験官のいる丘の上まで来る事…。ペアの相手も受験者であり、相手を蹴落とそうと考えている。番号を教えてしまえば相手だけ手枷を外して先に行かれてしまう。

「となると相手から番号をどうやって聞き出すか 制限時間内でそれぞれの”対応力“が試されるってわけか」

 ガロとペアは…第1次試験からガロと揉めていたジャル。最初からケンカ腰のジャルにあっさり番号教えようとするガロ。

「オレがお前に番号教えるとおもってんのか!?」

「え!?ジャル教えてくれないの!?」

 …疑う事を知らないと言うか馬鹿と言うか…。ですがガロ、番号をメモった紙を飛ばしてしまいます。自分の手枷を外してくれれば紙を探しに行く、と言うガロを欠片も信用しないジャル。そりゃそうですね…。

 ビャオはペアの相手と自分の手を“磔の聖釘(ホーリーキッス)”で縫い止め…

「これでボク達は一心同体♡ お互いの番号を入れ合わないと逃げられない ね?」

 理屈としては間違ってないけど怖えぇよ!

 鬼面の女の子は相手を正面から制圧して番号を喋らせました。…が、その後相手の番号もあっさり教えてしまいます。

「あなたが番号を始めから教えてくれたら 私もこんなことしなかった」

「エスコートには人材が不足しています。一人でも多くの才能を求めているんです」

「受験者同士 無駄に落とし合う理由はないんです」

 エスコートの内情を知っている彼女はムギ·アトラス。「アトラス家って…あの?」とザビが聞いてくる位には有名な一族のようですね。詳細は次回以降期待!

 残り時間3分。ガロはまだ丘に到着していません。最初の方で揉めていた受験者が一人だけたどり着きました。

「力ずくで聞き出してやったぜ!!『いかに相手を制圧するか』それを見るテストだったんだろ?」

 ちょっと違いますが正解のひとつではありますね。

 そして時間ギリギリ、ガロとジャルが到着しました。…二人で岩を運んで!

「二人とも番号わからなくて…『じゃあ岩ごと二人でゴールすればいいじゃん』って思いついたの」

「ギリギリ持てる重さでよかった…」

 これも正解でした。二人ならギリギリ持てる重さに設定した岩。そこに気づき、かつ敵とも力を合わせる事ができるか。

 対応力、制圧力、そして「連携力」を測る試験であったのです。

 クリア方法が複数あるテストは良いですね。各キャラの個性が際立ちます。ガロなんかは本当に素のパワーと真っ直ぐさで試験を突破してます。そういう、周りを巻き込むタイプも選抜できる様に内容が考えられているんでしょうね。

 ガロとジャル、ビャオ、あと今回名前が出たムギがチームになる感じでしょうか。世界の謎も天使も王国の危機も、ガロの真っ直ぐさで打ち破って行ってほしいですね。

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