Shaman King The SUPER STAR 6巻

 「シャーマンキング」続編ですが作品内外で紆余曲折あったようで…現在マガジンエッジにて歴代シャーマンキング同士の戦い「フラワー·オブ·メイズ」が始ま…りませんw。F·O·Mの前哨戦で現シャーマンキングチームハオと前シャーマンキングチームヤービスの暗闘と主人公花(葉とアンナの息子)達の修行がメインですね。

 花、パッチ族のアルミ、裏麻倉家の葉羽(ヨハネ)と路菓(ルカ)、蓮とジャンヌの息子道黽(タオメン)、秋田出身伊吹ガッコ。以上のメンバーで京都へ修行に向かいます。…が、宿の予約してないw。あわてて宿を探す花達にたまたまキャンセルが出た宿坊「知出坊」の中泉八雲が声をかけます。割りと綺麗な宿だったので皆喜んで(特にアルミw)チェックインしたのですが、この宿坊電波も届かない霊もいない(巫力が消えている)というシャーマン特効スポットでした。中泉を疑う花達。

「敵か味方か…それともただの親切なおじさんなのか…」

 …ウサンクセー。

 巫力が消滅した反動か、予知夢のような細切れのビジョンを見て飛び起きた花。アルミに話を聞こうと駆け出した花を止めたのは中泉。

「見えない不安はさらなる不安を掻き立てる」

 やっぱりシャーマン関係者でした。どっちの差し金か?と尋ねる花。

「ドッチ?」

「とぼけんな たまおかーちゃんか それか『ヤツラ』か!」

「オレの敵か味方か聞いてんだ!!」

 殴りかかる花が見えない何かに弾かれます。木魚やらお鈴やらも投げつけますが全く届かず。

「敵か味方か それはキミが決めるんだ」

「キミはボクを敵とみなし または探りを入れるため攻撃を仕掛けた だからやられた」

「キミが敵と認識した時 半分はキミが敵を作ったことになる」

「こだまのように 全ては自分に帰ってくるんだよ」

 敵と認識しなければ敵となり得ない…禅問答のような問いと共に花は池に落とされてしまいます。

「ボクは元ガンダーラの中泉八雲 サティ·サイガン最後の弟子だ」

 やっぱ仏ゾーン絡みか…。その宣言と共に姿を表した持霊は…アシュラ?そら強いわ。

 で、その元師匠サチですが、同時刻京都タワーにその姿がありました。

「今日みんなに来てもらったのは他でもないよ 来たるF·O·Mに向けてついに最後のピースが届いたんだ」

 チームヤービス鴨川がダレモイネメンバーに紹介します。

「我らダレモイネ最上位級メンバー サティ·サイガン」

「そのパートナーにして最後のピース ダイニチ君だ♪」

 …え~、知らない情報が一杯なんですが。サッちゃんダレモイネ?パートナーがダイニチ…大日?センジュだろ?

 更に“悪魔嬢”スピメアの持霊ルシフェルが言います。

「西岸サチ 我が半身センジュの引率 実に御苦労であったな」

 ルシフェルの語源はラテン語の光り輝く者「ルーキフェル」であり、それがインドに「ヴァイローチャナ」「盧舎那仏」として伝わり、その言葉の意味を捕らえて日本で「大日如来」と呼ばれた…更にその分身が千手観音センジュである!その分身全てを集めた時、ルシフェルは真の姿を取り戻す!

 …それ突き詰めて行くと全ての霊はグレートスピリットの分身、って話になって、元も子もなくなりそうなんですが…。ダレモイネは本気で仏ゾーンをルシフェルにまとめる気の様ですね。口振りからするとセンジュが最後のひとり…。

 しかしセンジュは言い放ちます。

「だから今日来たのは他でもないよ ここにいるみんなだって救うためさ!」

「この千手天衣でね!」

 周りは敵だらけの状況で屈託なく笑うセンジュ。変わってないですね…。

 しかし最後のページには破壊された仏像…!

「これで最後のピースは揃ったぜ ボス」

 東大紅のセリフで幕は閉じます。

 スピンオフで展開していた「マルコス」「&a garden」「FAUST8 永遠のエリザ」の3作が一気に終了してます。F·O·Mスタートに向けて…という事だと思いたいですがw。アニメ続編は花が主役との事で「FLOWERS」からやるんだと思いますが、F·O·M始めないとすぐに原作使い切っちゃうんじゃないかなぁwと、いらぬ心配をしております。月刊誌で隔月連載だしなぁ。

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