新仮面ライダーSPIRITS 32巻

 バダンシンドロームに対抗する為に仮面ライダー同士のネットワークを利用した共振反応を全世界に広げるライターシンドローム。V3·風見志郎が変身可能になるのを合図に開始の予定。変身可能まであと…10分!

 JUDOの前に並ぶダブルライダー。

「進化に乏しいよく似た影が並んだものよ…」

「人間共はそういう無駄で邪魔なその様を ダブる…だのと呼ぶのだろう?」

 妙な現代知識持ってますJUDO様w。

ISSでは銀河王とスカイ、スーパー1が対戦中。ファイブハンド…せめてレーダーハンドだけでも取り返したいところ。同時にハッキングされたISSも取り返してライターシンドロームに備えたい。スーパー1オーバーワークですねw。

 奇岩山と一体化したマシーン大元帥は量産型ZXとも言える戦闘員を次々産み出し、X、アマゾンと対戦しています。ストロンガーはジェネラルシャドウと因縁の一騎討ち。膠着状態ですね。

ライダーシンドロームを広める為の通信衛星へのアクセスコードを知るカール博士はウィーン。ICPOメンバーに連れられて逃亡中ですが現在意識不明。…間に合うのか?

 銀河王は一瞬現れたZXの反応をキャッチ、JUDO…大首領と同一の反応が二つある事に混乱し、スーパー1はその隙を狙ってファイブハンドとISSの支配率を上昇。通信衛星網の展開は可能に。

「まだ帰って来てすらいないのに またあいつに助けられたんだな」

 風見は生身で戦いますがバダン怪人相手では分が悪い。ピンチになったところをヒデと怪人軍団が助けに入ります。変身可能まで…あと3分!

 ダブルライダーとJUDOの戦いを見守りつつシンドロームの準備を進めるライダーマン。時間は…あと40秒!

 このタイミングでバダンシンドロームに侵されてしまうカール。精神力で必死に抵抗します。

 変身可能タイムジャスト、奇岩山心臓部に飛び込みながら変身する風見。

「変…身ん V3ァ!」

 V3のパンチで崩壊する心臓部。奇岩山の機能は一時的に停止しましたがマシーン大元帥が仕止められたワケではなく、間を置かず復活すると思われます。

 バダンシンドロームに耐え、カールがパスワードをルリ子に託します。

「暁の鐘よ 女神の愁いを払いたまえ」

 なぜか日本語。セルゲイがスペースシャトルからネットワークにパスワードを打ち込みますが…error。

「おそらくカールはこれが敵に漏れたとしても先手を取られない様に言語を変えて応答したんだわ」

 ルリ子の推測で英語、フランス語、ロシア語等次々入力していきますがことごとくerror…。

 最後にミシェルが入力した謎の言語がまさかの当たり。それはエスペラント語でした。国際補助語·エスペラントはユダヤ人が発案したもので、ショッカーの前身であるナチスが弾圧した言語でした。それをパスワードに使用するカール…なかなか皮肉が効いてます。

 これで三基の通信衛星…アトロポス、ラケシス、クロートーが使用可能に。あとはライダー全員で共振電波を放射すれば…ですがJUDOに対している1号2号にはそんな余裕は…。

 ですがJUDOは血を吐きます。ライダーマンの砕かれたパワーアームのかけらがJUDO体内に取り残され、激しい戦闘によってそのかけらが暴れ回り、ダメージを残していたのです。千載一遇のチャンス!本郷は体内の竜を解放し、体側のラインが2本の新1号の姿に…あぁ、戻れるんだ…すげぇなライダーボディ。

 ZXは戻りませんが、9人でライダーシンドローム開始です!

 長かった本作ですが、流石に決着が近いんでしょうか。JUDOもけっこうダメージ入って来てるし、デルザーも大分片付いてきました。…まだシャドウが姿をくらましてますんで、また盤面ひっくり返しに来るかも知れませんがw。

 あと良~。そろそろ帰って来~い。また主役なのに1巻分まるまる出てないぞ~。

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