「次にくるマンガ大賞」U-NEXT賞受賞おめでとうございます!嫌なリアルを追求する「異世界ありがとう」2巻です。相変わらずあんまり見たくない系のファンタジー成分ガン盛りでお出しされて来ています。
盗賊から助け出されたチバとシイナ。チバの腹の傷も回復魔法で回復…ああ、ちゃんとあるんだそういうの。
予想どおり、メガネの男カズヤ=ヤマダは「召喚者」。現代日本から「女神さま」に召喚され、チートもらって魔王を倒せ、と。で、体ごと召喚される場合と魂だけ召喚される場合があるらしい。召喚者は結構大量にいてガチ勢は本当に魔王討伐に向かっているらしい。カズヤはそこまで行かず、冒険者稼業を楽しんでいる様子。逆に言うと現実感が薄く、ゲーム感覚でやっている訳ですが。
「つまり異世界デビューしとるんよ彼は!」
同族故か正確にカズヤの本質を見抜いてますシイナw。とっさに自分たちが中身おっさんである事を隠し、外見通りの元JKと言うことにしてカズヤPTの保護を受けます。
とりあえず召喚の女神に会う為、直近の街エルヌエギへ行く事にする二人。
「オレのパーティーに入りなよ 君たちみたいな可愛い子は大歓迎」
…自分がモテる事を毛ほども疑ってないセリフですね。こう言う事言う人はそれなりに外見に気を使って欲しいものですが…。しかしカズヤに(チート込みで)実力があるのも確か。戦える様になるまでだけでも彼の庇護下に入るか悩む二人…が、この人「踊り子のビキニ」(いわゆるあぶない水着系)を二人に着せてイメージプレイ要求して来まして…。
「嘘ついてごめん 俺たち二人、本当は中身おっさんなんだ」
これはしょうがない。てか二人よくここまで我慢したw。急速に二人に興味を失うカズヤ。…これでPTメンバーの女性3人たらしこんでるらしいあたり、魅了のチート能力もらってるんじゃ…。
カズヤたちと分かれてエルヌエギに入った二人。いきなり詐欺師に呪いの装備を押し付けられ、解呪料金ボられたり…。都会は怖い。
カズヤの仲間アンジェリカとネロに助けられないと多分あっという間に借金まみれにされてたはずです。
「カズヤは過去の話をーー自分がもといた世界の話をしません それでも彼にとってかけがえのない故郷 この世界で彼にしかわからない孤独を抱えているはず それはきっと私たち『異世界人』では埋められない孤独」
「だから本当はカズヤもあなたたちともっとお話したかったんじゃないかなぁって」
シイナの「なんでこんなに良くしてくれるのか」の問に対するアンジェリカの答えです。できた人ですねー。あいつにゃもったいないw。
チバとシイナは街の教会を訪ねますが、魂だけの転生は管轄が違うらしい。記憶の女神のところにたらい回しにされます。
「女神様は明日には顕現されるはずですので…」
微妙に身近だぞ神様。でも神様が実在するならこんな感じかも知れませんね。
日を改めて謁見した記憶の女神様は金髪ロリ!…まぁよくあるよくある。
「お、おまえらアレだろ!お前がチバ!で、お前が…仮面ッ 呪いの仮面ッ!被ってッはははははは!」
会うなり爆笑です。流石に失礼では?w
「そんなの関係ねぇ」とかこっちの世界のギャグをかましてみたり、チバとシイナのここまでの事件を知ってたり…。二人をおっかけてるぽいのですが、彼女との質疑応答の結果…。
·魂だけの転生者はマナの関係でチートは付けられない。
·二人の体の元の持ち主はいる。
·二人をこの世界に呼んだ理由は…向こうの世界の記憶を見る為に、適当なところをさ迷っていた魂をちょうど魂が離れたばかりの肉体に入れ換えた…つまり誰でも良かった、たまたまこの二人が条件に合致しただけ。
·元の世界に帰る方法…ない。死んでこの世界に来ているので、体は恐らく遺体として荼毘に付されている。
特に最後のがシイナには応えたようです。親兄弟や友人にもう会えない、という事実に絶望し…行きずりのおっさんに体を許そうとするシイナw。結構悲劇的なシーンのはずなのに笑かして来るこのバランスw。
チバが実は天涯孤独な身である事をぶっちゃけ、互いにつらい事を共有してなんとか持ち直します。
街の外の話を聞き、協会に所属すればおいそれとは襲われなくなる、という実利的な面もあって二人は冒険者協会に登録する事に。チバは魔法戦士、シイナは…吟遊詩人?
記憶の女神が再度二人を呼び出します。新ギャグアッ○ーペンを伝授する為…では無論なく、
「おまえら元の世界に戻りたくない?」
あんたそれ無理って断言したよね?
その少し前、カズヤが一人の転生者と出会っていました。
「おお、ついこないだこの世界に来たばっかでな! 死刑なる寸前で命拾いしたわ」
出会う人間全て強盗殺人して歩いているようです。最悪の転生者ですね。
「女神に能力もらって魔王討伐でも行きなよ」
カズヤに対して男は答えます。
「ほぉ、魔王討伐ね それもええなあ」
「おまえらと100㎞圏内の人間皆殺しにしてからな」
…記憶の女神はチバとシイナにこの男を討伐させようとでも言うのでしょうか?…無理だぞ9割。そもそも管轄がちがうはずですし…。
いい奴ばかりではないけど悪い奴だけでもない。つらい事ばかりだけどいい事も楽しい事も確かにある。そんな妙に実感の伴ったファンタジーが構築されつつあります。…こんな現実感ある神様って「このすば」のアクア様か、「ダンまち」のヘスティア様か…あぁ探すと結構いるなw。
ともかく、チバとシイナには世界の命運とかには関わらず、ファンタジー世界で四苦八苦していただきたいですねw。
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