さぁやっぱり始まりましたクロスボーン新シリーズw。外伝として短編を連作していく形式だそうです。「マップス」でもやってましたね。パズルのピースを埋めるように外伝を作っていく…きっちりストーリーを作り上げる長谷川先生には合ったやり方だと思います。
主役はなんとカラス先生w。ファンは多いキャラだと思いますが、「ぶっ込んで来たな」という印象は否めませんね。いいぞもっとやれw。
お話は連邦のニュータイプ研究所から少年少女が脱走するところから始まります。何機かのランチに分かれて逃げる彼等ですが、即座に追っ手がかかります。必死にランチを操って逃げる少女。ジェガン…のバリエーションかな?ちょっと形が違う…がランチを押さえようとした瞬間、MSの腕がぶった斬られます!
「大丈夫ですか?」
ランチとMSの間に割って入ったのは…MA?いや小型宇宙船?ええい、言ってしまいましょう、“ノーティラス”です。カラス先生の乗機。…この頃から乗っていたんですね…。
「え?誰…え?」
「私の名はカラス ディミアン·カラス」
「あなた方を迎えに来た…教師です」
なにげに先生のフルネーム、初めて出たんじゃないですか?
「あと少々…ほんの少しだけがんばっていてくださいね!」
ノーティラスを軽々と操り、MS部隊を高振動ワイヤーで絡めとりバターの様に切り刻んで行きます。一応、0G下での機動はMSにアドバンテージがあるはずなんですが…カラス先生怖ぇ…。
少女たちのランチに乗り移ろうとノーティラスを少年クォ·グレー(!)に任せ、船外に出ます…生身で!
ランチのエアロックにたどり着き、張り付いた氷を落としながら
「お待たせしました ディミアン·カラスです」
…一応、科学的に無理ではないです。人体はごく短時間なら真空に晒されても大丈夫とされています…が、無茶なのも間違いないですよ先生!
ただ、このインパクトは少年たちを取り込むには充分だったようです。カラス先生は特に操縦桿を握っていた少女の決断力と意志力を高く評価しています。
他のランチに乗った者たちも助けて欲しい、と言う少女に
「…その必要は認められませんね…」
連邦の基地を爆破して彼等が逃げ出すきっかけを作ったのは自分だ、とぶっちゃける先生。自分の生徒に足る人物を探しに来ただけだ、と言い切ります。
実際、泣き叫んでいるだけの少年たちが乗っているランチが隕石に衝突するのはスルー。ランチは爆発してしまいます。
「私が強き者を望むのは利用するためではない!それが絶対唯一宇宙の真理だからだ!」
「私が望むのはニュータイプであるかどうかなどというつまらぬ事でもないっ!生きようとする”力“ 生き延びる意思を持つかどうかだっ!」
内容は外道なんですがいいセリフを吐きますカラス先生。この辺が人気の秘密なんでしょうね。
もう一隻のランチも隕石に衝突しようとしています。
「まだみんな子供なんですっ うまくできないんです!だから!たすけてあげて」
唯一先生のお眼鏡に敵った少女は懇願しますが先生は聞きません。
「これが最初の授業です さあその死をその目に焼きつけなさい」
「あ ああっ!かみ…さまっ!たすけてっ!神様…」
「気の済むまで祈りなさい!そしてその心に刻み付けるのです! 神など…存在しないという事をっ」
「この宇宙を支配するのは無慈悲な力の理論だけだという事を!」
…カラス先生、ほんとに優秀なひとなんですよね。やる事に筋が通っていて尚且つ無駄がない。主義主張が一般人と致命的に合わないだけで。
少女がどうしようもなく見せられている中で隕石に衝突しようとしているランチ。しかし突然現れたMSがランチをすんでのところで止めます!え…ガンプ?!
「何を…していやがる 何してやがる!てめええぇ」
どこかで見たような、「じいさん」まで行っていないwヒゲ面の男が叫びます。
時系列的にはそれほど無理はないのかな。ジュドーがあんまり木星圏を離れるといろいろ面倒臭い気はしますが。それはカラス先生も一緒かw。てか二人面識あったりする…んでしょうね。先生のスカウト旅行を追いかけて来たのかw。
おそらく長くても2~3話くらいで纏めて次々エピソードを並べていく形式だろうと思われます今回のシリーズ。顔見せキャラの中にしれっとマック·ストームがいるw。どういう話になるんだw。読みたいぞこれ!
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