バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ 6巻

 月刊誌なのに事実上の隔週連載w。異世界でも全くペースの変わらない烈さんは中国4000年をひとりで背負って戦います。

 スライム戦でロバートと気心知れた仲間となった烈さん。ロバートはゴブリンとはどうしても信頼関係は築けないようですが…w。

 彼が探している姫は強大な魔力を秘めており、デュラハンはその魔力を魔法石で吸い尽くそうとしていました。

「…もしその魔力が一気に解放されれば 国が一つ消滅(きえ)かねんのだッッ」

 ですがスライム戦で馬車を壊してしまった一行。奈落城に突入する前に装備や道具類を調達しておきたい…という事で通りかかった移動商店を利用する事に。店主の魚人は下半身が骨だけ…!昔デュラハンの”血の洗礼“を受け、スケルトン化するところをなんとか半分で止めたそうで。

 なかなか気合いの入った道具屋で代金も高そうなんですが…ロバートが支払いとして出して来たのが”輝く多面石(シャイニー·トラペゾヘドロン)“!クトゥルー神話系のアーティファクトじゃないですかw。うかつにコズミック·ホラーと繋げるんじゃないw。

 それなりに良い装備を補充した一行ですが…烈さんはボロボロになった服を替えただけ?

 魚人から奈落城の詳しい位置の情報を手に入れ、いよいよ突入です。

 奈落城に繋がる朽ちた神殿に待っていたのは動く石像(ガーゴイル)!闇の中飛び回るガーゴイルを、烈さんは服に仕込んでいたナイフを投げる事で打ち落とす!…ああ、こう言う暗器の類を買い漁ったんだな…。

「…その程度の標的に当てるなど…夜市の射的より容易いッッ」

 いやいやそんな事出来るのはあなただけですw。

 さらに魚人の店で見つけた拐…いわゆるトンファーの原型…を(嬉しそうに)試そうとしたところでロバートの電撃魔法!ガーゴイルは一網打尽です。

「ここはまだ“奈落城”への入り口だ 武器も体力も温存してくれ」

 不満そうな烈さんw。

 城内で現れたのは岩石巨人(ゴーレム)!…えーと、石で出来ててパワーはあってもスピードも知能もない…それって。

「先ほどの石像鬼と違って手頃な大きさだな」

 はい、普通の岩石ならこの人素手で砕きます。「打岩」の修行を修めてますね。ゴーレムもあっという間に球体に…どころか勢い余って球体は砂と化して行きます。

「何たる不覚ッッ」

「この岩石は脆過ぎるッッ」

 不満なんすか烈さんッッ!

 続いては城内に何故か広がる砂漠。砂に混じって異様に風化した人骨が。

「1000度以上の火炎に晒されねば人骨がこうまでモロくなる事はないだろう」

 そこに居たのは…火を吐く蜥蜴、サラマンダー!いきなりの火焔息吹(ファイア·ブレス)をロバートの魔法でしのぎ…。

「…成程 火は吐くが只の大トカゲだな」

 再度吐きかけたブレスを烈さんは真正面から受ける!

「空手道 神心会流ーー」

「廻し受けッッ!!」

 見事な三戦からの廻し受けで炎を捌く…いや無理無理無理!w

 ですが実際問題やっちゃってるし、独歩あたりなら普通にやりそうだしなぁw。

 ブレスが切れた瞬間に側面に回った烈さんは爬虫類の急所、耳の穴から脳を抉り即殺!

 ついでに魚人の店で買った米とサラマンダーの肉を炊き合わせて作った”明火粥(ミンフォージョッ)“で腹ごしらえw。やりたい放題だなこの人。

 デュラハンはもう目の前ですが、なんだか烈さんのこの勢いを見ていると割とあっさり倒せてしまいそうな…。

「中国武術(わたし)を虚仮にした者は只ではおかんッッ」

 喧嘩を売った相手が悪かったですね、デュラハンさん(まだ早いw)。

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