Get truth 太陽の牙 ダグラム 2巻

「トラビスに代わって駆動系フットペダルは私が操作します!眼帯で右側が視界不良!カバー願います!」

「任せろ!センサー類は全て俺に回せ!」

 複座型コンバットアーマー、ビッグフットの特性を活用し、互いの不利を補う形で出動するトラビスとアウラ。ビッグフットの腕に格闘用ブレードを追加して市街地に向かいます。

 クリンたちは他の太陽の牙メンバーとの通信に成功、キャナリーとジョルジュが検問を破って市街地へ。クリンと合流を目指します。

 ダグラムとビッグフットは一瞬接触、即席のカニバサミアームを切り落とされてしまいますが、ホバートラックの最大出力でビルを飛び越し、危機を脱します。

「ダグラムの装備がないから積載量には余裕あんだろ!?ホバー出力を最大に上げれば…もっと浮くんじゃねえかなっと!!」

 チコ、気持ちはわかるが無茶!w

 合流した二人は腕パーツを持っていました。武装はありませんがなんとか五体揃ったダグラム。ポン付けしただけなので完動するかどうかわからない状態ですが、動くだけでも奇跡ですね。ほとんど設備のないところで作業が出来るだけでもとんでもない整備性です。地味ながらダグラムの最大の特徴と言っていいと思います。

 市街戦を繰り広げるダグラムとビッグフット。高見の見物を決め込んでいたデスタンを通信役に使い、トラビスは地球軍基地に支援要請を。しかし基地からは市街地へのミサイル攻撃が行われます!

「念のためミサイルは多めにお願いします …旧市街を丸ごと破壊しても構いません」

 基地司令エレノア中佐に物騒な命令を出す…画面はSound Only。ですが中佐に頭ごなしに命令出来る人物と言うと…まぁだいたい絞れますね。

 格闘戦の最中のダグラムとビッグフットの上に降り注ぐミサイル!

「エレノアめ!俺達は捨て駒か!」

 どっちもこれでやられるようなタマではありません。デスタンは焼け出されましたがw。一旦引き離される2機。トラビスの元には支援物資が到着。クリンもナナシとビリーと合流。ついにダグラムに武装が付きます!お馴染みリニアガンとオリジナル装備のガトリング砲です!

 地球軍の増援も到着しますが、ダグラムの火力の前に次々破壊されて行きます。勝った気になって騒ぐ太陽の牙メンバー。

「いや、安心するのはまだ早い…トラビスとアウラの2人…ビッグフットがまだ残ってる…」

 まだ警戒を解かないクリン…ダグラムの足元に弾着!ビッグフットに戦艦主砲クラスのキャノン砲を装着して来たのです。これが直撃すればダグラムといえど無事では済みません。太陽の牙メンバーが援護に入りますが、クラスターミサイルまで備えているビッグフットに面制圧力で敵いません。

 …そのとき割り込んで来たブリザードガンナー。

「よう!クリン!わりぃわりぃ!パーティーに遅刻しちまったな! おわびと言っちゃ何だが、特大のプレゼントを持って来てやったぜ! ありがたく受け取ってくれや!」

 太陽の牙リーダー、ロッキー!満を持して登場です!そして彼が持って来たのが最後のパーツ、ターボザック!

 リニアキャノンをぶっぱなすダグラムに敵はありません。ビッグフットも下半身に直撃を食らって擱坐です。

「完敗だな…チームワークこそ奴等が持つ最大の武器だった」

 コンバットアーマーを壊されつつも生還したトラビスとアウラ。今度は自分たちで育てた兵士で部隊を作り、ダグラムに挑む事を誓います。

「待っていろ、太陽の牙クリン! 貴様を倒すまで…俺達は地の果てまで追い続けるぞ!」

 ダグラムを取り逃がしたエレノア中佐を叱責するSound Only…やっぱりラコックでした。クリンの義兄、ラビンとロイルの命に従い、クリンを闇に葬るべく動いている様子。彼の事なのでそれだけで動いているとも思えないのですが…。

 デイジーもデロイアに到着。ジャーナリスト、ラルターフをコーディネーターに活動を開始します。表向きは内戦終了後を睨んだ医療インフラ構築の準備。もうひとつの目的はクリンの捜索…。

 そのクリンたち太陽の牙の次の目標は、資源採掘と同時に整地を行い農地を広げる超大型採掘機「ホライズン·メーカー」。採掘後の土地は農地どころか砂漠化の一途を辿るとか。その出資者はカシム家…。

 カラーリングは別の方でしょうが、それでも太田垣先生仕事量やべぇです。腱鞘炎発症前の絵柄にかなり近くなってきてますし、手首の負担ハンパないのでは…。「ムーンライト·マイル」再開の話もありますし…。

 永く描き続けて頂きたいので、くれぐれも身体は大事にしてもらいたい…。最近漫画家の訃報に出くわす事も多くなって来たので、切にそう思います。

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