「スプリガン」「ARMS」「海王ダンテ」の皆川亮二先生最新作。流行りの異世界転移モノですが主役コンビは異世界からコッチに来てますw。しかも犬と人間のバディもの!
傭兵部隊「地獄の番犬(ヘルハウンド)」に初参加したショウ。幼い弟妹を養うために傭兵になったと言うショウですが、最初の戦闘で追い詰められます。
「…来るぞ……この銃弾や爆撃を掻い潜って 本当の悪魔が」
現れたのは鎧を着けた犬!圧倒的なスピードで傭兵たちを翻弄し、喉笛を切り裂き火器までも使いこなす。
「人間の兵士は死にゃあ遺族への賠償やら色々面倒だ とはいえ無人兵器は金がかかりすぎる 機械よりも安価で人間よりも強い生物 単独でも恐ろしいが群れで行動した時統制がとれ更なるチカラを発揮する それでいて命令にも忠実で使い捨てにも丁度いい生物 そんな生物に強化手術を施し武装させた最強の兵士」
「俺たちはにせもの あいつらこそ本物の『ヘルハウンド』…」
逃げるショウと追いかける一頭の犬。
「ちくしょう!! こんな不気味な場所で死んでたまるかよ!!」
ショウが飛び降りた先には何故か蓮の花が…。
次に気がついた時、ショウは蓮の花咲き乱れる池に浮かんでいました。警官がボートで助けに来ますが、ショウの持っていた銃を見て警戒。確保しようとする警官からショウは反射的に逃げてしまいます。
「な…なんなんだこの状況は?俺の悪いアタマじゃもう全く理解が出来ない!」
言いながらも警察に捕まるのがまずいと察して逃走したり、ボディアーマーが目立つと考えて服を盗んで着替えたり、割と小知恵が回ります。環境の相当悪いところで育ったせいか…。ゴミ箱あさって残飯食うのにも抵抗無いみたいだしw。
違う世界に来てしまった事を朧気に理解するショウ。腹を減らして待っている弟妹を思いながら隠れ休むショウに
「油断するな!!」と頭に響く声。
驚いて顔を上げると監視カメラの映像を追って来た、と言う男が。
「君は戦地である第7地区から来たんだろ?ならばこの私と同じだ」
ここは一体どこなのか教えてくれ、と迫るショウに、何も知らずに「治平界」に来たのか?と逆に質問する男。意味がわからない、と返すショウ。
「じゃあこうすれば解るかい?」
ウデを植物のようなムチのようなものに変化させ、襲いかかる男。
「解らなければ分解させてもらうよ」
この治平界に来る為にこの体になった、とムチを振るう男。そこに現れたのは鎧を着た犬!ショウと一緒にこの世界に落ちて来たのか。
「駄目だ 逃げられない!!」
しかし犬はムチの方を切り裂きました。
「何をしているうすのろ!!ボケっとしてないでとっとと逃げろ!!」
「あの犬…俺を助けた!? そして…会話した!?しかも罵倒された!?」
わりと余裕あるなショウくんw。
一人と一頭が協力する事でムチ男は撃退。タネのようなものと大量の葉っぱを残して消滅してしまいます。
元の世界に戻る為に協力しろ、と結構高飛車に命令してくる犬w。
「私はお前の数百倍は強いし頭がいい」
彼によれば今ショウに話しかけているのは精神感応術。本来猟犬部隊専用の会話術であってなぜショウに伝わるのかわからない。しかし他の人間に伝わらない以上、この世界で動く為にはショウを介するのが得策である…。
「俺には絶対帰らなきゃならない理由がある 戻れるなら一刻も早く戻りたい!!その為に俺もお前を利用するぞ!!」
ギリギリながらも協力関係を築いた一人と一頭…ああもう二人でいいかw。
寝場所に選んだ工事現場でケンカをおっ始めたチンピラをあっさり制圧するショウ。柔道有段者も簡単に投げますw。
「真面目にやってるのか?とんでもなくトロいんですけど!!」
どうも蓮の花を通った時に犬…一応暫定名「ヘル」と決まりましたが…とショウが少し混じったらしい。ハウンドの動体視力がショウに少し移り、反応して反撃する能力を備えたらしい。精神感応による会話能力もそれで付与されたのだろう、と…。
そして逆にヘルの方に流れ込んだ能力もあるはずで…。
「差し詰めお前が会った人間の中でもとびきり頭が悪い 私が推察するにお前が失った能力は…推して知れ!!」
つまりショウの知能がヘルに…w。
「嫌だああああ」と叫ぶショウ。
その前に公園で「リード付けろ」と注意され、ショウに飼われるような真似は断固拒否する!と逃げたエピソードがありまして…。
「嫌だああああ」と叫ぶヘルw。お前ら結構いいコンビだw。
チンピラから助けた男、東の家に匿ってもらう事になった二人。ただ東にも思惑があり…対立するグループの抗争に用心棒として連れ出されるショウ。酔拳使いと称する北川を完全に手玉にとりますw。抗争自体は半グレにもなり切れないファッションヤンキーのしょうもない仲間割れであり、北川がダウンして終わりかと思われたのですが…。
突如犬を連れたおっさんが乱入!例の植物人間です。
「その俊敏な動き…やはり戦乱界から送られてきた猟犬部隊の刺客ですか」
隙をついて犬…ヨーゼフの首を斬り飛ばすヘル!
彼らが何も知らずに元の身体のまま「治平界」にやって来た事を知ったおっさんは
「蓮神様のイレギュラーなど認めてはいけない」
と二人を抹殺しにかかります。ヨーゼフの身体からも蔓のようなものがおっさんの方に伸び…。
「さあ 我々も本領を発揮しますよ!!」
植物人間たちはこちらの警察などにも食い込んでおり、時間をかけて計画的にコトを進めている事を感じさせます。果たして蓮神様の思惑はどのあたりにあるのでしょう?
戦乱界と治平界のリアリティのギャップで、本来洒落にならない武闘派のはずのヤンキーの皆さんがギャグ要員になってるw。基本殺伐としがちな皆川作品には割と出てくる形式のコメディリリーフ枠ですね。東くん北川くんあたりはレギュラー化するようです。果たしてラストまでお付き合いいただけるんでしょうか?w
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