「可愛い女神だって三人もいるぞぅ!」
嘘つけ!女神ではあるけど少なくとも絶対可愛くないぞアイツら!…と思わずオビにマジツッコミな「トゥルス·レアルタ」14巻です。
第五特異点、北米は定礎復元。召喚されたサーヴァントも次々帰還していきます。中には退去寸前で決闘仕掛けるバカもいたりしますがw。
突如倒れるマシュ。
「マシュはあと一年以内に その命を終える」
ロマンの残酷な宣告。彼女はサーヴァントを安全に使用するため、素体として用意された人工生命体でした。その無茶な遺伝子操作でマシュの体の限界は約18年。
…マシュは自分の寿命を知らない。皆もこのことは黙っていてほしい。
「そしてこれは司令官代理でもなく彼女の主治医でもなく 一人の人間としての頼みだ どうか今まで通りマシュと接してあげてほしい」
手の施しようがない、ということですね。通常通り戦闘行為が出来てしまうのはデミサーヴァントゆえでしょうか。
マスター藤丸とマシュの姿は第七特異点、紀元前2000年のウルクにありました。人類最古の文明のひとつ、メソポタミア文明。ここが破壊されれば間違いなく人理に影響が出ます。連れているサーヴァントは清姫、ヘクトール、アルジュナ。…他の二人はともかく、なんで清姫は毎回付いてきているのかw。絶対めんどくさい事になるのにw。
メソポタミアといえばギルガメシュ…英雄王にしてFate屈指の困ったちゃんなんですが、もうひとり…ギルガメシュの唯一の友、神々に造られた“意志を持つ宝具”エルキドゥがいます。
「僕は旧き人類を滅ぼす者にして魔術王ソロモンの協力者 名を—“エルキドゥ”と言います!!」
カルデアの敵として立ち塞がるエルキドゥ。四騎がかりでも抑えきれず、藤丸に手が届きそうになったとき、幻術で割り込んで藤丸たちを救ったキャスターが。
「マーリンシスベシフォーウ!!!」
フォウくんに異様に嫌われるこいつは…マーリン!
「エルキドゥを含め皆に夢を見せて退避してもらった 命の恩人というやつさ! お礼とか雨のようにあびせて欲しい!」
あー、世の中には関わり合いになってはいけないタイプの人間がいます。こういうタイプです…。ですが面倒な事に、彼はここまで秘密裏にカルデアを助けて来ていたようで…第三特異点でドレイク船長を救ったのもマーリンだったとか。
「ありがとう!!」
がっしりとマーリンの手を掴む藤丸とマシュ。
「お陰で楽しい カルデアにいるときも 旅をしているときも だからありがとう!」
マーリンともうひとり、鎌を持ったサーヴァント、アナが案内した街ウルクは攻め寄せる魔獣を巨大な城壁と強壮な兵たちで防衛していました。いわく絶対魔獣戦線バビロニア。
ウルクを護るギルガメシュ王に謁見を求める藤丸たち。
「下がれ 語る必要も試す必要も感じぬ」
とりつく島もありません。しかもこのセリフを聖杯を弄びながら宣いましたよこの王様は。あんたが持ってんのかいw!
どうも敵対者「三女神同盟」はギルガメシュ王が持つこの聖杯を狙ってウルクを攻めているようです…。
祭祀長シドゥリから住居と仕事をもらい、まずは王に認められる為に仕事をこなすことになります。とは言っても頼まれる仕事はほぼ雑用…羊の毛刈り、レンガ作り、建物の補修や子供の相手など…。街の人々と知り合い、ウルクの暮らしに交じる中、三女神同盟の一人、イシュタルが玉座を急襲!藤丸とアルジュナも駆けつけますが…。
「女神イシュタルと知ってその態度 不敬にも程があるわ」
「あ えと…イシュタルってどういう女神なの?」
「わたしインド出身なのでちよっと…」
ブチ切れたイシュタルを何とか撃退したりw。何しに来たこの女神w。
その後、ギルガメシュ王が召喚(!)した牛若丸、弁慶、清姫、マーリン、アナという編成で密林に呑まれ、連絡の取れなくなった街、ウルの調査に向かう事に。
支配地域の属性まで変化するのは神霊の特徴だそうで、それだけ強力なサーヴァントが出て来るかと身構えていると…。
「そう それは密林に潜む美しきケモノ フリーダムな虎の魔人 ジャガーマンである!!」
虎っつったろ?!なんでジャガー?!しかも着ぐるみw!更にこれ中身はFate古参にはおなじみ藤村大河だよね?!
…どうもネタの多い巻になりました。真面目なところは真面目なんですけどね。
カルデア初代所長マリスビリー·アムニスフィアの外道っぷりの片鱗が見えて来ました。いろいろやらかしてるひとなんですが、ソシャゲの最新エピソードでそもそもの発端がこのおっさんである事が明かされました。既に故人のはずなんですが、なんかラスボス疑惑までありますよ?
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