…とんでもねぇタイトルに見えますが内容は非常にアカデミックでサイエンティフィックな…すみません私嘘つきました。ファンタジー生物の生態を理解する為には生殖行為も研究するべき。その為に…ちんちんを見に行こう(大真面目)!
絵柄もあってR-指定な感じはまるでないのですが、かと言って真面目一辺倒とも見えない。あえて言えば自分の興味と状況が一致した幸せな状態、というのでしょうか。残念ながら3巻で完結となりました。
悪魔に何度も記憶を消されながらも懲りずにドラゴンのちんちん見聞に行くミムムとシララ。悪魔が二人の先生に足止めされたり、ドラゴン自体が冒険者に致命傷与えられたりした挙句、ついに再会。
「久しぶり」
死にかけているドラゴンに「あなた(ちんちん)を見に来る為にシララ(ミムム)と仲良くなれて本当に嬉しかった」と通じないのを承知で話しかける二人。一番最初に二人で見たちんちんは私達にとって本当に大切で、きつ一番すごいものであってほしい。だから…
「私達がこの先あなたよりすごいちんちんを見ることがあったらさ 生まれ変わってもっとすごいちんちんを持っててよ そしたらさ二人で絶対見に行くから」
…なにさらっと無茶苦茶言ってるんでしょうこいつらは。
「じゃあ…またね!」
いい話にしようとしてますけどちんちん見たいだけですからねこの二人w。
他にも新興宗教の御神体扱いされてるマンティコアのちんちん、なぜか剣を模した生物、ドラゴンの心臓を喰って不死になった魔女…はさすがにちんちん無いのでwそのおこぼれで不死になった…結果的に不死鳥のちんちん。終いには「世界のちんちん」まで。
好奇心の赴くまま探索を続けた二人の旅は最後、ドラゴンゾンビのちんちんを拝んで終わります。そう、今巻最初で死んだあのドラゴンです。期せずして二人に「もっとすごいちんちん」を見せる事になったわけです。二人との約束を守った…いや絶対違いますが、本人たちがどう考えるかは自由ですねw。
ラストページで目を輝かせている二人が全てを物語っています。
ファンタジーの生態を細かく考えているところは「異種族レビュアーズ」なんかにも通ずるものがありますね。神は細部に宿ると言います。リアリティとはこういうところから出てくるのでしょうね。
作り込まれた世界で楽しく遊ぶ二人の様子は学生時代に仲間とバカやってる記憶とも重なり、微笑ましく感じました。そう思って読んでいた方は多いんじゃないでしょうか。
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