機動戦士ガンダム サンダーボルト 21巻

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 表紙にデカデカと写っているのは…サイコミュ試験型ザクさんじゃないですか!いたんだw。サイコ·ザクとかある時空なのに、どこの時期に作った?いやジオングの試作と考えればアリか…。まあいいか、出てくれるのならw。

 偵察部隊をブレインジャックで無効化された連邦軍艦隊。人の目による有視界の索敵に移ります。ブリッジや機銃座を開き、第一次大戦並の人海戦術で外部を確認しますが、そこに浮かんでいたのは…ガンダムが舳先にくっついたでかいMA。静かに佇むその機体は銃口をゆっくり動かし…。

「ガ…」

 艦長が呟く。

「ン…ダ…」

 ビームライフルか煌めく!がその光は天頂方向からのミサイルが当たり、相殺。

 無線に割り込んで来るジャズミュージック。天頂から襲い来る単眼の巨人…ジオング!パーフェクト·ガンダムの中のダリルが笑う。イオが来た!

 即座に迎え撃つダリル。最大火力をぶっ放すイオとリリー。超火力と機動力を併せ持つ両者の間に入れる者は他になく、コンペイ島周辺は一瞬で激戦区に。

 ソーラ·レイに取り付いたビグ·ザムからは白兵戦部隊が展開、司令塔を占拠に向かいます。揚陸艇を阻止せんと出撃するGM。しかしそのGMを粉々に破壊するビームは…オールレンジ攻撃!

「頼むぞ、タコザク 俺の思考に応えてくれよ」

 パイロットはビリーでした。ニュータイプの力を存分に振るい、ノーマルMS部隊と連携して揚陸艇を護衛します。

「管制塔を奪取するんだ!レヴァン·フウ僧正様 万歳!!」

 よく見るとこの揚陸艇、白兵戦部隊を翼の上に立たせて周りに申し訳程度の装甲板を付けた急造品です。これでMS飛び交う戦場を突っ切るとか恐ろしい…。南洋同盟の長所であり短所ですね。各自が自分の命より優先度の高いものを設定しているから非常に士気が高い。代わりに個人の命が極端に軽い。人命も消耗品のひとつとして考えられてしまう…。連邦軍に対し人員、物資とも劣勢にある南洋同盟では仕方ない面もありますが、宗教勢力とそうでないものとを分ける決定的な一点ではあります。

 ジオングのビームをブラウ·ブロのI·フィールドで弾くダリル。ガンダムのビームもまたI·フィールドで防がれる…あれ?ジオングにI·フィールドあったっけ?

「リリー、今のは…?」

「わ、私じゃない!」

 ダリルも呟きます。

「ジオングのパイロット…イオ·フレミングと…もう一人居るのか? …違う!連邦のニュータイプと、嘘だろ…?もう一人?」

 リリーも

「もう一人…ダリル·ローレンツの他に…誰かを感じる」

 管制塔襲撃と同時に核パルスエンジンで直接ソーラ·レイの軌道修正を図るビグ·ザム。

 脳内のナノマシンのコントロールをカーラに任せ、全力を出すと宣言するレヴァン·フウ。

「ソーラ·レイをアナハイム社攻撃の射点に運ぶまでのあいだ…私を生かしてくれ 宿命の敵が来る…決着をつける『刻』だ」

 その宣言に呼応するかのように現れるホットロッド艦隊!モニカ参謀を宿命の敵と呼ぶのか…。

 トラスト部隊の全力攻撃をI·フィールドで耐えるビグ·ザム。

「消えてしまう…レヴァン·フウの命が…これは…最後の抵抗?」

 戦場の中央でぶつかり合うイオとダリルに語りかける何者か…。

「止めて…あの人を止めて…」

「イース!?貴女なの!?貴女がここに!?」

「チッ!ニュータイプ専用機同士の戦いってのはマジで予測不能だな!!」

 この声が本当にイースのものかどうかは分からない…だが今は戦うしかない!

 モニカはこの戦場に来るにあたって二つの策を仕込んでいました。ひとつはウェリントン卿のコレクションから調達した核ミサイル。これをビアンカの駆るアトラスガンダムに持たせてビグ·ザムに直接撃ち込む!

 もうひとつは占拠される前にソーラ·レイを斉射して南洋同盟を一掃する!

 マクレガー司令はモニカの献策を(厭々ながら)受け、ソーラ·レイは発射体制に。

 ビアンカは自分の命ををかけ、核を抱えてビグ·ザムへ向かう。トラスト部隊とサイコ·ザク軍団がぶつかり合う戦場へ…!

 核パルスエンジンが始動、轟音が響く中、ナノマシンを制御するカーラが何かに気付き…

「ハ…ハハッ!僧正…あなた…『刻』が見えるって言ったのは嘘ね…」

 「サンダーボルト」アニメ版を再編集してTVで流されましたが、アニメ続編の企画とか動いているんでしょうかね?

 …まず自分で手足をぶった切る奴の話を日5でやるのがどうかと思いますがw、その後も宗教にガッツリハマっちゃう描写とか入ってしまう訳で…まだちょっと電波に乗せるのは辛いんじゃないかなぁ…。

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