海軍大将緑牛を退け、麦わら海賊団もついにワノ国を離れる時が来ました。ルフィ、ロー、キッドの三人でワノ国を出てからの航路で揉めたりw。懸賞金上がってもまるで変わりません。
モモの助と錦えもんにだけ別れを告げずに港を出ようとするサニー号。怒り狂うモモの助、殺気立つ錦えもん、物見遊山気分で見送りに来たヤマトwが追います。ルフィに掴みかかるモモの助。
「ルフィ…!!将軍命令でござる… 行かないでくれ!!!さみしいィ!!! ずっと一緒にいてほしい〜!!!おぬしらと別れとうないでござるぅ〜!!!」
デカい体で泣きじゃくるモモ。中身は十歳の子供ですからね…。一国を率いるとか辛いでしょう。
ルフィは麦わら海賊団の旗をモモの助に渡します。これを渡す為に待ってた、と。
「これを『ワノ国』にかかげろ!!この先ヤベーヤツが現れたら見せてやれ!!」
「おれの“仲間”に手ェ出すって事は おれ達にケンカを売るって事だ!!!」
ワノ国をナワバリにする宣言ですね。魚人島に続いて直接のナワバリとしては2つ目かな?
「拙者いつの日か…!! 光月おでんを超えてみせる!!!」
仲間と認められたモモの助は決意を新たにサニー号を見送るのでした。
さて、海賊企業「クロスギルド」を立ち上げ、四皇の一角を占めるに至った“千両道化のバギー”ですが…手下のはずのクロコダイルとミホークに殺されかけてましたw。
「いやもうホントにゴメンとしか言えねェ!!ドンマイっていうか…!!」
「ゴメンで『四皇』に成り上がる男は お前が最初で最後だろう」
いやホントにどうなってんの?w。
…全ては「七武海廃止」の宣言からでした。ただの海賊と化したバギーズデリバリーを襲う海軍。その海軍を薙ぎ払うようにしてバギーの前に現れたクロコダイル!実は貸金の焦げ付きを恐れたクロコダイルが取り立てに来ただけだったのですが(その金でミホークと二人で新会社クロスギルドを設立するつもりだった)、金が返せないバギーは組織まるごとクロコダイルの傘下に入る事に…。で、試しに会社設立の宣伝ビラを作らせてみれば…バギーを慕う部下たちがこいつがアタマと勘違いして、バギーが頭領に見えるビラを制作、全世界へバラ撒いてしまった…!ムダに手際がいいなオイw。
海軍から見れば、ピンチのバギーを颯爽と助けに来たクロコダイルがミホークまで引っ張り込んでバギーの傘下に入った、と見えてしまう…。その組織力とカリスマ性は四皇にふさわしい!
これに二人も乗ってしまいます。いざとなったらバギーを生贄に自分達は逃げればいい、というかたちでw。
「野郎共ォ!!おれ達は迫り来る“新時代”に備え!!『クロスギルド』を設立した!!その幹部たちを紹介する!!」
四皇と言いながらいつ背中から刺されるか分からない…まさに薄氷の上でダンスするかの様な“千両道化のバギー”!どうなるこれから!てかこいつ最後まで生き延びる気がしてきたぞw。
ログに従って進むルフィたちは“最悪の世代”のひとり、ジュエリー·ボニーと出会い、海王類…違うメカシャークに襲われてルフィ、チョッパー、ボニーは海に放り出されてしまいます。救助の為に海に飛び込んだジンベエをあわせた4人と船に残ったメンバーで二手に分かれてしまいました。ゾロたちの前に現れた女性は名乗ります。
「わしァ政府に雇われたしがない“天才科学者” Dr.ベガパンクじゃ!!」
海から上がり、島に入り込んだルフィたち。超未来都市の中で出会った巨人の少女は名乗ります。
「おれか…雇われの…しがない“天才科学者” Dr.ベガパンクだ!!」
…は?どうも「天才すぎて手が足りず、自分を6人に分散した」らしい…。
…「血界戦線」でいましたね、そういうキャラ。まさに寝たり食ったりする専用の個体もいて、「虫でもやらねえぞそんな気持ちワリぃ事」とか作中で言われてましたね…。
ボニーは実はあのバーソロミュー・くまの娘であり、パシフィスタに改造されてしまったくまの落とし前をつけるべく、ベガパンクに会いに来ていたのです。
ここは「未来島エッグヘッド」。ベガパンクの発明の為の島。パシフィスタはもちろん、新兵器…ジンベエやハンコックのクローン兵「セラフィム」なども開発されている、世界政府にとってなくてはならない島…のハズなんですが、ルッチたちCP0が派遣されてきます。任務は「ベガパンクを全員消す」!何故?
「高い文明を持つ『王国』が“900年前に実在してた”と言ったら…信じられるか?」
…ベガパンクは“オハラの真実”と同じものを追っていた?
世界の真実に迫る展開が続きます。すべては“ラフテル”に繋がるのでしょうか。
更にルフィの夢なるものの話も出てきました。直接は描かれていませんが、「海賊王にでもならないと実現出来そうにない、バカバカしい」夢であるらしい。
…根拠はないんですが、お玉のエピソードが重なって見えます。ネットでも話題になっていましたが、お玉の名字が「黒炭」らしいのです。つまりお玉はオロチの一族であり、これを周りの人々が知ったらどういう反応をするのか?「燃えてなんぼの黒炭に候」で盛り上がるワノ国で、お玉はただただ迫害される存在なのではないか?そしてそれは過去の因縁で迫害され、復讐鬼と化したオロチがたどったのと同じ道なのではないか?
弱い者の声を代表しようとしてつぶれていったウタの物語を考えに入れると、お玉の話がルフィの夢の話と近い位置で語られたのにも何らかの意味があるのではないか、とか考えてしまうのですね。願わくばこの物語が「めでたしめでたし」で終わる事を祈りつつ…。
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