首無し騎士·デュラハンが待ち受ける奈落城に乗り込んだ烈さん一行。入ってみると、そこにあったのは…擂台!
100年に一度、全中華の武闘家の頂点“海王”の中から真の頂点“海皇”を選び出す大擂台祭!その舞台となる擂台がこの異世界に再現されていました。
ただし観客は全てスケルトン。闘場を見下ろす玉座に座るのは…デュラハン!
「奴の話では…お前達の部族ではこの闘技場こそ一世一代のハレの舞台らしいじゃないか 故にここを用意してやった どうだ?なかなかの出来だろう? 強敵も準備済みだ 今度は吾輩の前で見世物(たたか)ってみせよ」
お師匠のスケルトンから情報を得たようですね。…徹底的にバカにして来てます。
ロバートの目的、ジョアンナ姫もデュラハンに連れられて玉座に。魔力を吸い尽くされて廃人同然ですが…。
「剣士殿も勝負に勝てばこの褒美をやろう!」
敵として召喚されてきたのは迷宮最深部の守護神ミノタウロスをアンデッド化して更に強化した“牛頭屍鬼(アンデッド·ミノタウロス)”!更に数を合わせる為に地獄の猟犬“ヘル·ハウンド”が2体!…あれ、ゴブリンも数に入ってます?w
牛頭屍鬼に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる烈さん。
「もう少し…歯応えがあるかと期待したのだがな…」
嘲笑うデュラハン。
「…同感だ この程度で守護神とはとんだ期待外れだ」
逆に牛頭屍鬼を殴り飛ばし、反対側の壁に叩きつける!激怒した牛頭屍鬼はヘルハウンドまで轢き潰し、烈さんに迫る!
前蹴りッ!
手刀ッ!
回し蹴りッ!!
丁寧に関節を破壊していく烈さん。生物としての構造で動く以上、そこを破壊されれば機能は停止する!
「キサマが作りあげたこの怪物…オーガ以上の腕力との事だが…この程度ではかつて擂台に立った範馬勇次郎(オーガ)はおろか 異世界(ここ)て戦ったオーガにも遠く及ばんッッ」
「前座は終了だ さっさと下りて来い!デュラハンッ」
挑発する烈さん。姫を引きずって下りてくるデュラハン。
「貴様の挑発に乗るワケではないが…」
「この手で直接幕を下ろしてやろう」
隙を見つけ後ろから斬りかかるロバート!ですが次の瞬間、なぜかデュラハンはロバートの後ろに回り、槍を突き立てていた!
烈さんは見ていました。デュラハンの後ろで振りかぶったロバートがその直後に硬直し、その隙に後ろに回ったデュラハンは微動だにしないロバートに悠々と槍を突き刺して…
デュラハンは時間を操る魔法を使える!
「時間操作は大量の魔力を消費し…吾輩でも一瞬操作ができる程度… だが姫から奪った膨大な魔力があれば森羅万象…万物の理すら覆す事ができるッ」
「吾輩は常に不満だった 我らアンデッドは陽光を嫌い、夜という世界の半分に押し込められている事に…! ならば太陽の時間を完全に止め…永遠に陽の昇らぬ世界にすれば良い! さすれば世界のもう半分も手中に収め 吾輩は完全なる冥府の支配者…“冥王”となるッッ」
これがデュラハンの目的でした。
「だが安心せよ …今はこの魔法は使わん これはここまでその身一つで来たお前への褒美…それにーー魔法などなくともーー我輩はお前より強い」
牛頭屍鬼の死体(…でいいのか?)を肩車で客席まで投げる! その構えは…レスリング?!打極投に急所攻撃も躊躇わないそれはまさに古代ローマのパンクラチオン。3000年前の東西対決の再現!
デュラハンの連打からの前蹴りを合わせて防いだ烈さん。靴を脱ぎます。…そう、烈さんが裸足になったのです。
「…貴様に 本当の足技と云うモノを教えてやろう 4000年磨き上げられた中国武術の素足が どれ程危険かと云う事をッ!!!」
さあ烈さん本気です。もう時間が止められるとか鎧の中身がカラの悪魔将軍状態だとかも大して有利な条件とは思えません。首掴まれてコテンパンにされる未来しか見えないw。ガンバレデュラハンw。
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