真の安らぎはこの世になく -シン·仮面ライダー SHOCKER SIDE- 1巻

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 観て来ました「シン·仮面ライダー」。面白かったんですが、すげぇストロングスタイルな作品でしたね…w。ライダー履修済みのおっさんにしか分からないであろう小ネタ満載。庵野監督自らメガホンを取ったとのことですが…これ完全に好き勝手やる前提で始めましたね?ゴジラウルトラついでにエヴァで実績作ったところで文句言わせずやりたい放題する。なんて知能犯w。

 だって「シン·ウルトラマン」ではテーマソングに米津玄師突っ込んで来たのにこっちではエンディングに子門真人3連発w超絶いい音源w一般への販促まるで考えてないw。

 とまあネタバレしないように話し進めましたが、その「シン·仮面ライダー」の前日譚「真の安らぎはこの世になく」です。

 あの日 父さんは言ったんだ 世界を変えようって

「…父さん 世界を変える前にSHOCKERを変えよう 人類の幸福のために…!」

 緑川イチロー。この作品は、後にSHOCKERを牛耳ることになる彼の半生を描くお話になる…はすです。

 小学校で転校生のイジメを止めようとしてイジメの対象となってしまったイチロー。そのイチローを支えてくれた母親が通り魔に刺されて死んでしまいます。

 …ここで更にイジメとか洒落にならないのですが、小学生くらいだとそういう加減できないんですね。「母ちゃんザマーミロ」とか言われて遂にイチローくんブチ切れ大喧嘩。登校拒否に陥ります。

「なぜ人間は こんなにも残酷に凶暴になれるのか」

 父、緑川博士はイチローを連れてある場所へ。

「母さんのいない世界で母さんを守れなかった自分が…生きていても意味がない」

「だから…父さんは生まれ変わることにした イチロー お前も今までの人生を捨てて 世界を変える人間になるんだ…!!」

 博士とイチローは鷲のマークの付いた建物の中に。

「はじめましてイチロー様」

 現れたのはまるでヒトのような動きをするロボット。

「私は外世界観測用自律型人工知能ケイと申します」

 …ロボット刑事?w

「私たちは人類を持続可能な幸福へと導く愛の秘密結社です あなた様の願いを実現するお手伝いをさせて下さい」

 緑川博士はここで母親を救える研究を続けていましたが間に合わず…。同じ悲劇を繰り返さないため、博士はその研究…「プラーナ」の研究をSHOCKERで続けるつもりのようです。イチローにもいずれ研究を手伝ってほしい。その為に今は学べ、と。

 教師役はケイですが、一人では心細いだろうと学友の立場の者を二人。

「私は『サソリ』ね!よろしくぅ」

「私のことは『クモ』と呼んでください」

 クモのマスクを被った男と、見た目は普通だが言葉の端々がヤバそうな女w。

 どちらも人間とは思えないパワー。

「これじゃ…化け物だ…!!」

「人ならざる者になる…それは私の幸福 そして使命を果たすためにも必要なこと…」

 イチローの発言を受けてクモ。使命とは組織内のお掃除…。

 SHOCKER内には派閥対立が存在しました。創設者が亡くなり、研究を優先するイワン博士率いるグループ(緑川博士もこちら)と兵器販売を優先するクラークを中心とするグループ。

 クラークは緑川博士とイチローを誘拐し、イチローを人質にクラーク側に協力するよう脅迫します。

「イワンの一派はゆすりがきかないのだ 失うものがなく頭のネジもとんでいる奴らばかりだからね だが君は条件を呑んでくれる 違うかな…?」

「駄目だよお父さん こんな卑怯な人達に協力するなんて絶対に駄目だよ」

「…悪魔の仲間になるぐらいなら…死んだほうがマシだ!!」

 間一髪、クモとサソリが助けに入りますが、クラークは自分を改造していました。

「強化人間!!と言っても!!所詮は生身ッ!!我々の機械化技術には及ばぬようだ 死ぬがいい…!」

 クモの一撃で辛勝を得ますが、イチローは銃弾を受けてしまいます。

 死の境を彷徨ったイチローですが、緑川博士の手術で一命をとりとめます。

「今度こそ…今度こそ…助けられた…!!」

 かねてから研究していた「プラーナ」をイチローに施術したのです。

 これでたくさんの人を救える、と喜ぶ博士。しかしイチローの肉体は異常なスピードで強靭化していき…

「イチローの肉体は手術によってプラーナのキャパシティが10倍に上がっている 蘇生時に注入した大量のプラーナが徐々に定着し肉体を強化しているのだ」

 確信犯か!

「それに私はイチローに誰からも命を奪われない『強さ』を与えねばならん…!もう二度と家族を失わぬために…!」

 ……。

 イワン博士は兵器販売を優先する派閥を一掃するクーデターを画策します。その為にクモを再強化。そしてプラーナ技術を利用して万人に適合する強化改造を施した「戦闘員」を用意。

「クラークは私を『死神』と呼んだらしい 確かに…相応しい名だ」

 あぁ、この人が死神博士か。

 イチローもこの作戦に参加を表明します。

「サソリさんもクモさんも殺してしまうでしょ 一緒に戦ってそれをやめさせたいんだ 悪い人は捕まえよう 殺さないで」

 ショッカーが「計算機知識を組み込んだ再造形による持続可能な幸福組織」の通称という、時代にマッチした絶妙に胡散臭い命名になってます。いいところ突いて来ますね。ここから我々のよく知る…というか「シン」の最初の状態になっていくのでしょうね。

 「シン」冒頭につなげるにはあと緑川ルリ子ちゃんが産まれなければいけないハズですが…どこで出てくるんだろう(棒)?イチローくんが歪む要素も徐々に揃ってきてますかね。なんとなく経緯は読めて来そう…かな。