「穴よ開け」て狙撃犯の虚をついたケイジたち。ダガーで釘付けにして質問します。
「お前の動詞は何だ?『曲げる』の能力者はどこにいる!!」
状況からケイジは彼が「曲げる」の能力者ではない、と見切っていました。
後ろに現れた人物に咄嗟にダガーを飛ばす梨々花!
「ダガーの軌道よ曲がれ」
ダガーを逆に梨々花に当てたのは…子供?
ケイジの予想通り、銃を撃っていた厳は「増やす」能力者。「曲げる」能力者は女の子…コトハの方でした。
コトハが自ら構えた銃がわずかに震えていたのを見たケイジ。
「自分で銃を撃つのは始めてか? 弾道を曲げて大勢を殺していても…自分で撃つ覚悟はないんだろ…?」
ギリギリの説得を始めるケイジ。
「決めろ!! こいつと共に殺しを続けるか!俺たちと共にゲームに抗うか!」
「ぬるいんだよガキぃ… てめぇは恵まれてるから『自分で決めろ』なんて綺麗事がいえるんだ… 俺は何も選べなかった…金も安全も自由も何一つ…得られなかった…だから暴力(ちから)がいるんだ!! そうだろコトハァ!!」
叫ぶ厳。
「自分で決断しない限り、俺たちは人生っていうゲームの中で踊らされ続けるだけなんだ… あいつと共に行くなら…俺を撃てばいい 自分の意志で、君が決めるんだ」
自分も震えながらのケイジの説得。
隙をついて「増やした」手榴弾を投げる厳!コトハが巻き込まれても構わない投げ方。
「手榴弾の軌道よ、曲がれ」
割と躊躇なく手榴弾を戻すコトハ。爆発して厳は跡形もなくなって…。
「…コトハさん、ここまでしなくても…」
「…だって、自分で決めろって言ってくれたから…」
…なんかネジが飛んでますね。放っておくとエラい事になりそうですが、とりあえずケイジに心を許して味方になった様です。
久留和組、医師の家でとりあえす落ち着いた一行。コトハから千里兇団の目的がはっきりします。
「この中に千里兇団が一ヶ月前から狙っている『ターゲット』がいます それは…吾妻梨々花です」
梨々花は実は現内閣官房長官吾妻の娘のてした。でも何のために梨々花を?
路上で話していたケイジと梨々花の前に突然現れた男。二人に軽く触れる…。
「…っ 大丈夫か吾妻…!」
「誰…!? アタシに何か用…ですか…」
突然ケイジを全く知らないかのような態度をとる梨々花。この男…千里兇団か!
「思い出したか…? 不幸の味を…入間ケイジ 吾妻梨々花はお前を忘れた」
梨々花と共に消滅していく男。こいつの動詞能力か…。
久留和医師とコトハの話からあの男が千里兇団のリーダー「キョウ」である事がわかります。動詞能力は不明。「消す」が最有力ではありますが、ちょっと違和感も…。
ひとつ当てがある、とケイジが頼ったのが天地ロゴス。「聞く」の能力者である彼なら情報を集める方法があるのでは?という甚だ弱い根拠ではあるのてすが…。
兄の仇と言っていいケイジですが、ロゴスの説得に臨みます。
「千里兇団のリーダー·キョウは前回ウェルベルムの勝者を名乗ってるってお前教えてくれたよな つまりキョウは…ゲームマスター…『支配人』に会った可能性が高い 千里兇団に勝てば、キョウから支配人の情報も引き出せる…ミトスを殺した支配人に迫れるかも知れない」
自分のしたことに向き合え、と突きつけ…
「僕はお前が大嫌いだ」
「それでいい」
名前と姿が分かれば当人の聞いている音がわかる、という能力で梨々花が生きている事ははっきりします。
「千里兇団の情報を得る手はもう一つある お前らに…僕を信じ、命を懸ける覚悟があるならな…」
ミトスのノートパソコンにはおそらく千里兇団のさらに詳しい情報が残されている。それが見られれば…。そのパソコンはお賽銭事件の証拠品として押収されてしまった。つまり今パソコンがあるのは警視庁捜査一課の保管庫!
ロゴスの能力「半径100m以内の全ての音を聞く」でサポートしながらケイジと司が警視庁に侵入してパソコンの情報を盗んで来る…ただしロゴスの能力のリミットは30分!
司の「伸びた」身体能力で忍び込み、ケイジの能力でバンバンロックを「開け」、保管庫には問題なく到着。パソコンのロックも「開け」、内容を閲覧…強いなケイジの能力。
データコピーして逃げる途中、固定されていた銃の罠にかかる!
「今のを躱すとは、やるねぇ…」
「天地ミトスのパソコンのデータ、こっちに渡してもらおうか…」
千里兇団の者か。データを回収しようとしてかち合ったようです。
司が飛び掛かりますが、横に書かれていた「見ろ!」の文字から何故か目が離せない!これがこの男…所の能力!
動けなくなった司に銃を突きつけ、データを求める所。ケイジも「見ろ!」から目が離せなくなり、同時に動詞の見当をつけます。
ペイントカプセルで文字を潰す!
「こいつの動詞は『引く』だ!!」
文字に目を「引く」事で相手の行動を制限する…よく考えたものです。
司に殴られましたが、所は「痛みを引かせる」事で痛覚を消し、最後の抵抗!
ケイジが「穴を開け」、下の階に落とす事でどうにか動きを止め…。
警察感に見つかり、拘束されそうなピンチ!
「何かできないか…『活路を開く』『運を開く』『心を開く』…なんでもいい!」
「…シャッターを引く…」
シャッターが閉まって警官とケイジたちの間が遮断されましたが…。
「苦しめて悪かった 君の力になりたい」
所の「心を開いた」?どうにか警視庁から脱出した3人。久留和医師の家で話を聞きますが、どうも所は本当に味方になったらしい…
「キョウ君は正しいと今でも思っている しかし君に全てを聞いてほしくなった…俺はこれからどうすればいい…?分からない…」
「本来敵対している者を、強制的に仲間にする能力…『心を開く』を使いこなせれば、キョウにも対抗できるかもしれない!!!」
いやこれ洗脳能力ですよね?しかも相手が相当不安定になる、だいぶ危険な効き方です。使っていいのか?これ…。
所の情報で3日後、吾妻官房長官が開く新年のパーティー…各界の要人を招いて開催されるそのパーティーを千里兇団が占拠する計画があるコトハが明かされます。梨々花もその為の人質。
「入間ケイジ…あの日の約束を果たそう」
ケイジとキョウが知り合い?ケイジの記憶が消されている疑惑が出てきました。…となるとケイジも支配人に会っている可能性とか、そもそもウェルベルムに巻き込まれたのも偶然じゃないんじゃないか、とか不穏な要素が増えて来てます。経験があるなら彼の動詞に対する分析力、判断力など納得いくわけで…。
うーん、地獄絵図しか思いつかないなぁ。
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