「なんですか あの借銭の山は!」
弥次郎にコテンパンに言われてます新九郎w。家の負担を減らす為に親戚筋の加賀守家の養子に入る、と決めた様です。狭い所領を更に分けたら現在の東西荏原の諍いの再生産にしかならない、と見切っての決断です。また現在の備前守家がそこまで追いつめられているということでもあります。
「これは弥次郎のわがままでありーー今できるただひとつの孝行とお考えください!」
さすがに思うところのあった新九郎、盛頼宅を訪ねます。
「俺に教えを請いたいってことは銭の話だな?」
恥も外聞もなく聞いた盛頼の答えは…銭を他人に貸せ。猟官するな。ともかくケチれw。
新九郎には無理な話ですね。分一徳政…借金の五分の一を幕府に納めると残りの返済ほ免除される…の摘要も勧められますが、新九郎は乗り気ではありません。まあ貸元に丸損させる訳ですから…生真面目な新九郎が躊躇するのも無理はありませんね。
ついに「京の借銭を自分が一本化して利息を抑えてやる」と言い出します。いわゆるコンソリ。荏原の土地を担保にとる…という話で…。
「ならばもう一声。東荏原全土の管理権を担保に三百貫文ほど借りられませんか?」
ぶっちゃけて来ました。いっそ駿河への工作費用もここで用意してしまおうと言うのです。いよいよ後がないな…。
この借銭の中から例の丁子屋さんの分の返済なんかもしてどうにか目鼻がつくか、と思ったところで被官小林山城守からの相談が。こっちも借銭で首が回らない、どうにかならないか、と。ざっと三十三貫文…。しかも徳政を申請する銭すらない、と。この分一分を備前守家で肩代わりすればこちらも破綻が見える…。ここに来てついに新九郎も分一徳政を申請。じわじわ新九郎の矜持が削れて行きます。
曲がりなりにも家の問題がなんとかなったところに「烏帽子被らない殿様」細川政元経由でえらい話が。
「古河殿と幕府ーー大御所様との和睦の話が動き出したのだ」
古河公方と幕府との諍いがなくなって成氏が鎌倉管領として認められれば堀越公方、政知の立場が宙ぶらりんに!差配を間違えれば政知が反乱を起こす微妙な状況。一応伊豆一国を政知に渡す事で収まったのですが、そうなるとつまり関東のゴタゴタが納まっていくということ。とりもなおさず太田道灌に余裕が出来るということで、駿河を固めたい新九郎には逆風と言えます。「道灌に叛意あり」の噂を流す、という搦手で動きを制限していますが、長く保つものでもありませんね。…好むと好まざるとに関わらず正面策じゃない方面に長けていく新九郎w。
伊都の娘かめの遊び相手としてかの小笠原の娘ぬいが伊勢邸に出入りするようになり、それに伴い小笠原政清が新九郎の近くにいることも多くなります。で新九郎の人となりをよく知る立場になった政清。この人将軍義尚の武術指南役もやっているのですが、どうも武に寄りがちな義尚を抑える役の必要を感じ…義尚に好かれている新九郎をバランサーとして奉公衆にねじ込みたい、という話に。
そう、新九郎待望の就職…じゃない被官です!袖の下…もとい礼銭も入ってくると聞いて
「やりとうございます!」
即答w。無理もありませんが。
で、しばらくしてついに出仕できたのですが、将軍義尚はわがまま放題。母、大御台日野富子と喧嘩して伊勢邸に押しかけて来るわ、女にだらしなくて生活のリズムも乱れ気味。謁見業務を昼寝するから先送りとか…こう、どうにも頼りない。新九郎が諌めに回ろうとするも申次衆の席次の問題で思うように動けない…。
身の細る思いで(懐は温まりつつ)務める新九郎に
「新九郎殿はうちのぬいのこと どう思います?」
政清から爆弾発言…いやそうでもないか。まんじゅうを手でちぎって分けてしまう、いい感じに雑なぬいちゃんは几帳面な新九郎とは非常に相性いいと思われますし。
幕府自体のオワタ感がひどいですが人は暮らしていかねばなりません。銭の問題はいろいろ犠牲にしつつどうにかした新九郎ですが、新しい問題も発生して…。
史実どおりならそろそろ駿河が再度きな臭くなるはずです。となると京にはいられなくなる訳で…腰が落ち着かない人だな新九郎w。
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