「当然 霊なんて見えない」
除霊だのなんだの名乗っておいて初っ端からカマして来ます「女子高生除霊師アカネ!」、ついにコミックスが出てしまいました…。
何の因果か、当ブログで一番ビュー数が出てるのがこの「アカネ!」関連の記事だったりします。どーしてこうなったw。
除霊事務所…を名乗る詐欺師の娘、東雲茜。その詐欺師の親父が家の金抜いてキャバ嬢と駆け落ちしてしまった為、茜は自分で稼ぐ必要に迫られます。ですが茜にできる事といえば除霊という名の詐欺行為だけ…。茜は残された全てを賭けて稼ぎます。明日の生活費を!
…駄目だ、カッコよく書こうとしても滲み出るゲスさが隠せないw。たまたま来た依頼を口八丁と探偵と仕込みで騙くらかし、まがりなりにも依頼人の心を救って行く…。
「必要なのは都合のいい嘘! 人は都合のいい嘘で幸せに生きていける!」
親父さんの残した数々のテクで名を上げていく茜。
「りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜ〜ん」
くっそ適当な早九字が彼女の除霊に対する態度を表しています。
そんな生活を続ける茜についにテレビから声がかかります。しかも有名除霊師 木保愛好との除霊勝負!
「当然 霊なんて見えない」
木保も普通に詐欺師だ!…てか宜保愛子先生、亡くなっていても霊能力あるんだったら人を呪うくらいできるんじゃない?大武先生大丈夫?w
で、除霊三番勝負が始まります。そんな都合よく心霊スポットが近くにあるのか?
「ここら辺田舎なんでそれっぽい所見つけてやります」
「こっちもテキトーに心霊現象考えとくんで そこはもうテレビの事考えて頂いて…ね?」
…雑な作り方してんな。昭和じゃないんだから、こんなのマニアの方が検証したらすぐデタラメかバレて炎上不可避だと思うんですが…。
二人の争点はいかに除霊するかではなく、
「相手が本当に霊能力を持っているか否か!!」
逆に言うと相手に霊能力がない確信を先に持った方が勝つ!…最低だ!
一回戦は木保が先制して押し切り。二回戦は茜が勝負を捨てて作った仕掛けに木保がひっかかり、木保に霊能力なんてない、という確信を茜が持つに至ります。
三回戦(これに勝てば一万点w)では茜が霊能力あるムーブで振り回し、
「どうやらリンボーダンス失敗して頭打ち付けて死んだ幽霊ですねぇ」
とか調子乗り過ぎて揚げ足取られたりもしましたが、渾身の「ただ霊を救いたい」演技で茜が競り勝ち。一万点は茜のもの…ですが実際放送された分ではアカネがボロ負けしたことに…編集ってコワいw。あと腐っても木保先生プロだ。押さえるところはきっちり押さえに来るw。
木保に負けたカマセとして名が売れてしまった茜。まぁ悪名も名前、売れた名前は依頼を持ってきて…小学生の女の子の
「病気で死んじゃったママに会いたくて」
という依頼を断れなくw。子供の心がどうこうより世間体を気にするのは流石茜。
礼金にも一瞬期待しましたが、もらった貯金箱に入っていたのはおもちゃのお金…まぁそうですよね〜w
クズばかりの登場人物の中でも一番のクズといえばやはり茜の親父さんでしょう。茜の思い出話の中にしか出て来ないのにヤバさが留まるところを知らない、という凄いんだか凄くないんだかよくわからないレベルw。
お話が進むと、多分茜と親父さんの直接対決もあると思われます。茜が除霊師として成長するための壁となるでしょう…いやすみません除霊師じゃねぇ詐欺師だw。
ともあれ、連載好評なようで何より。父娘対決実現まで続けていただきたいw。
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