転生したらスライムだった件 23巻

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 神聖法皇国ルベリオスとテンペスト魔国連邦の緊張状態は緩和。当面の危機を脱したリムルたちは…お祭りを企画しますw

「俺のお披露目兼 我が国のアピール兼 ファルムス新王即位を後押しする大規模な祭りだ」

 と楽しそうに語る魔王リムル様。ブルムンド王国の大商人ミョルマイルに「主催者側としての参加」を促します。

「ぐっふっふっふ ご安心を ここだけの話このミョルマイル 金勘定は得意分野にございます」

 なんか凄え乗り気w エルフの奴隷にサービスさせるお店…とか国際問題必至の案件を持ち込んでくる木っ端子爵を放り出して、ミョルマイル君テンペストへ向かいます。

 招待状をもらった国でも様々な反応が。

 ドワルゴンではリムルの魔王化、クレイマン撃破、更に暴風竜が後ろにいるという恐怖からテンペストと距離を置くべきでは?という意見が出始めていました。

「心配するでないわ! あのリムルは余の弟弟子であるぞ」

 ガゼル王の一喝。

「ただひたすらに己の心に忠実で道楽を求める気のいいスライムよ それが余の知るリムル=テンペストという王だ アヤツが人の心を失わぬ限り余は梯子を外すつもりはない 新たな文明開化を友と共に歓迎しようではないか」

 密かに天魔大戦をリムルと共に戦う決意まで固めたガゼル王。ちょうどテンペストから来た書状の内容が「開国祭のお誘い」で…吹き出して一気に力抜けてw

 エルフの国、魔導王朝サリオンにも書状は届き、前回テンペストに行けなかった…とゴネていた皇帝エルメシアが今度は行く、と騒いでいます。

「あの魔王 リムルといったわねぇ 油断できない相手よ」

 サリオン=テンペスト間の街道整備の約束を取り付けてきたエラルド公爵に向かって考えの足りなさを指摘するエルメシア。

 街道の整備と防衛を全てテンペストに任せ、代わりに通行税の徴収権を認める…という契約を結んで来たのですが…南部一帯がミリム治める魔王領として一本化した事で経済圏として大きな躍進が見込める。そして北のドワルゴンと北西の西方諸国、さらに南西のサリオンを繋ぐ中央部、ジュラ大森林を擁するテンペストは交通の要衝として大きな利権が発生するだろう。…問題は契約の主体がエルフ同様、長命が確定な“魔王”である事。初手で協力しなかった事実をずっと覚えている、という事で…後々に契約を変更して利権に食い込む、という手段が取りづらくなる…。

 大手ゼネコンでその手の交渉に慣れていたリムル…三上悟ならではの策。そしてそれを読み切るエルメシアもまた鋭敏な政治感覚を持ち合わせていると言えます。

 こういう相手と今後友好的な関係を築くためにも自分が参加しなければ、とエルメシア自分の主張を補強しますw

 つくづくリムルの強みって、実はこの交渉力…腹芸だよな〜、と思います。転生で得たスキルだけに頼っていない。自分で培ったものがしっかり役に立っている。パイオニアにして他の異世界転生ものとの決定的な違いがここなんでしょうね。

 祭りの準備に余念のないテンペストにラミリスがやって来ます。魔都リムルの直近を占拠した、と主張しますが…要するに寂しいから「人が多くて温泉とか美味しいものとか物珍しい事とかたくさんあって楽しそうな場所」で…つまりテンペストで暮らしたい!という事らしい。トレイニーさん止めなさいよw

 開国祭の目玉として地下迷宮の設置を考えたリムル。「迷宮妖精」ラミリスに迷宮作成と運営を任せる事に。

「もう無職だの貧乏魔王だのと馬鹿にされることもなくなるのね!」

 以外にもラミリス本人は乗り気です。無職…気にしてたんだ…w

 更にラスボスにヴェルドラを配置。暴風竜から漏れ出る魔素から魔物が発生。宝物としてクロベエが作った武具を置いておく。部下にナイショで遊びに来たミリムがドラゴンを集めて来て、中ボスも万全だw

 同じタイミングで、街道建設の許可をもらうため長鼻族(テング)の村へ向かっていたベニマル。ちょっとだけ話が拗れたそうで。

 長鼻族の長老·楓の娘、紅葉をベニマルの妻とせよ、と。そうすれば街道の建設許可はもちろん、長鼻族は魔王リムルに従属してもいい、と。

 まぁそれはいいのですがw、その紅葉がなんとハクロウの娘だ、と楓さん衝撃発言w

 なんでもハクロウの祖父にあたる剣士荒木白夜(人間…おそらく転移者)にハクロウ、楓ともに師事しており…まぁ長く一緒にいる内にゴニョゴニョな感じになって子供を授かった、と。今巻一番のサプライズですw ハクロウどんな顔して娘に会うんだろう?

 祭りの準備は終わり、祭り開始の前に…ジュラ大森林の盟主となったリムルに魔物の代表者たちが挨拶に来る、謁見式か始まります。

 一冊通してバトルらしいバトルはほとんどなかったのですが、それでも話が成立するのは大したものです。キャラクターがしっかり作り込まれているから掛け合いがいくらでも続けられる…関係性がいくらでも作っていけるのが強味なのでしょう。多分こういう平時の方がリムルの本領でしょうし。

 次巻開国祭本番です。外伝のネタも積極的に拾って行ってくれそうで楽しみですね。

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