シャングリラ·フロンティア 〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜  13巻

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 カッツォの申し出によるサンラクとの「ギャラクシア·ヒーローズ:カオス」ガチ対戦。サンラクのキャラはカッツォ指定の「ミーティアス」。一手の攻撃力は低いが機動力で引っ掻き回す…シャンフロのサンラクとそっくりなキャラですね。対するカッツォのキャラは「アムドラヴァ」。溶岩の腕で鉄壁の防御を誇ると共に、周りのコンクリや鉄筋を溶かした「溶鉄弾」を飛ばす攻撃を行う、攻防一体のキャラ。

 高速でヒットアンドアウェイを繰り返すサンラクに、正確に反応して防御していくカッツォ。誘い込んでカウンター気味にぶち込んだ溶鉄弾をさらに超反応で回避、回り込んで膝を刈るサンラク!

「爪先蹴り式膝カックン!!」

「舐めるな!!」

 倒れ込みながら裏拳を置きに行くカッツォ!その裏拳に足を合わせて逃れるサンラク!

「倒れるどころかカウンター!? なんつー体幹! コンボ入れるならここだと思ったが…!!」

 カウンターのカウンターのカウンター…とんでもない高度な攻防です。

「…成程…十分わかった やはり俺のアムドラヴァじゃアイツには勝てない」

 …今回対戦するチーム「Star rain」のエース、シルヴィア·ゴールドバーグとカッツォ…魚臣慧は3年前に対戦していました。カッツォ:アムドラヴァ シルヴィア:ミーティアスで。結果は瞬殺。シルヴィアの圧勝でした。

 サンラクとシルヴィアのプレイスタイルが似ている、という事で対シルヴィアの模擬戦としてサンラクと対戦した…ということなのですが、そのサンラクをして

「そうだな でも俺より断然速い…っていうか常時パリィ成功補正でも付いているかのような捌きに 先読みも極まりすぎてて意味わかんね…ってのが正直な感想だ 一部は真似てきても同じ動きはキツいな」

 サンラクらしい表現で的確にシルヴィアの強さを分析します。彼の「ミーティアス」と互角にやり合っているようではシルヴィアにはまず勝てない…とも。

 実際、カッツォの対シルヴィア戦績は0勝8敗1分。カッツォも対策をアップデートさせていますがシルヴィアも進化を続けている…。

「…でも 勝つ気なんだろ?」

「当然」

 トレーニングに勤しむ合間に…シャンフロにログインするサンラクw ホテル備え付けの最高級VRチェアでシャンフロエンジンを試してみたかったとか…本音ですねw

 アラバを伴ってルルイアスの探索に出るサンラク。

「くれぐれも気を付けるんだぞ 夜のルルイアスには王がいる」

 アラバの忠告通り、夜のルルイアスの空には、あのギガリュウグウノツカイを屠る怪物がいました。

「海洋生物には似つかわしくない 蒼い炎と蒼い雷の二属性を持つモンスター これが深海の『王』 アトランティクス·レプノルカ」

 …サンラクはこのボス級モンスターを街のギミックの検証に使うつもりのようです。人によってはこいつの討伐自体が目標になるだろうに…。

 街の四隅の「封将」がいる塔を攻撃で破壊できないか?塔ごと破壊できてしまえばちまちま封将と戦わなくても…とかマンチな事を考えていたようですが、それは流石に無理。塔は攻撃を反射してしまいました。更にインベントリアに隠れてもタゲが外れない…ターゲットが消滅した周辺をしばらく探索するプロトコルが入っている。

 …どうやらネームドクラスのモンスターには軒並みインベントリア対策がされているようです。徹底してるな〜。

「あの王様を倒す方法 見えたかもしれないぞ」

 この状況でサンラクはレプノルカを倒す筋道を見つけたようです。

 ヘイトを稼いでサンラクは一時インベントリアに退避。その間にアラバがレプノルカを挑発。ターゲットを見失ったレプノルカは一旦ヘイトがリセットされ、アラバを追う!

 インベントリアから復帰したサンラクは塔へ登り、角度調整。

「アラバァ!!そこだ!! その位置から高度を下げつつこっちへ来いっ!!」

 真っ直ぐ塔へ向かうレプノルカの目にサンラクの姿が映る。サンラクへのヘイトが復活し、最大火力の収束ビームが放たれる…!

「さぁ来いよ…!!アトランティクス·レプノルカ 自慢の超火力レーザー そっくりそのままお返しするぜ!!」

 サンラクはインベントリアに退避、塔で反射したビームはレプノルカに直撃!

 まだ息のあるレプノルカに追い打ちを加えるサンラクとアラバ。最後の自爆も凌ぎ切り…

「深海の王 アトランティクス·レプノルカ 討伐完了だ!!!」

 シャンフロで楽しく戦って戻ってみると、

「…俺 明日の試合…参加できなくなっちゃった…!!」

 カッツォがスポンサーの命令でFPS『ルインズ·ウォー·ハウンズ6』の世界大会決勝に参加しなければならなくなった!

 開始時間がほぼ被るのでどうしてもこちらには2時間は遅刻する…。スポンサー様には逆らえないのはどこも同じですね…。

「間に合うんじゃねぇの?」

 サンラクはエキシビションマッチが勝ち抜き戦である事を利用し、1ラウンド毎に制限時間フルに使って4番手…大将戦でカッツォがシルヴィアと当たるまでに180分…3時間作り出す事ができる!

 無茶苦茶です。アメリカトップチーム相手にほとんど舐めプレベルの試合コントロールをしろ、という事なんですから。

「考えるべきは可能か否かじゃない どうすれば達成できるかだ お前がそれを放棄しちまったら…シルヴィアとは戦えないんだぞ!」

 話を振られたペンシルゴン、ある策を提案します。

「さっきサンラク君 エキシビションマッチは『見世物試合』って言ったでしょ? それはつまりエンターテイメントってことだよね」

「それを上手く利用できれば…180分 不可能じゃない」

 …大丈夫?ペンシルゴンだよ?碌でもない外道な策に決まってるよ?

 ともかくカッツォをシルヴィアと戦わせるために遅延作戦を展開する事を決めるチーム「爆薬分隊」。

「しかし…本当にいいのか?シルヴィ 4番手じゃなくて」

「うん だってさぁ あんまり後ろの方だと ケイと当たる前に終わっちゃうかもしれないでしょ?」

 思わぬ方から計画が崩れ始め…。

 「ネフホロ」の時もそうでしたが、シャンフロ以外のゲームのときも面白いのがすごいw

 それぞれで一本作品が作れるくらいに設定が作り込んであるのがわかります。硬梨菜先生がそういうの大好きなようで、暇さえあれば設定作り込んでいるとか…。

 更に単行本ごとにおまけで短編付けたり、エキスパンションパスと称して別冊で短編もう一本付けたり…筆早w

 「化物語」シリーズの西尾維新先生、「とある魔術」シリーズの鎌池和馬先生など、筆が速い…というかアイデアの出方が尋常じゃない方というのはたまにいます。どういう脳してるんですかね?w

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