「ゴーストが囁く」攻殻機動隊、士郎正宗先生の手を離れても続く攻殻ワールドは現在アフリカへ飛んでます。
アフリカ、サヘル経済特区の日本領事館員柊茂樹死亡の謎を追う公安9課。トグサとツナギは殺害に使われた特殊な毒、ブラックマンバ毒から痕跡を辿り、サハラ砂漠に暮らすギリ族のキャンプを目指していました。
「いいかい、ライオンの群れの王はメスなんだよ」
「男どもを見返したきゃ…金玉握るメスライオンになりな!」
ガイドのブレイクとなんだか物騒なガールズトークを交わすツナギ。この娘もそれなりに修羅場越えてるはずなんですが、ユルさが抜けないな…。
そのギリ族は“ギリジ解放戦線”なる組織を作り、経済特区に入り込んでいるマディシ族と抗争の真っ最中。しかし解放戦線のリーダー“教授”は…
「使い道のなかった砂漠のゴミ(ギリ族)がカネを生み出すんです 殺し合いさせてしっかり稼がせてもらいましょう」
…耳障りのいい事言ってギリ族を食い物にする事しか考えていないようで。
一方、マディシ族の…経済特区の訓練教官として潜入していたバトー、職業暗殺者“夜鳥(ぬえ)”が起こした殺人事件の捜査に駆り出され、トグサの噛ました欺瞞情報に気づいて独自に動き始めます。
「オレって実は訓練教官向きじゃねぇんだよね オレは根っからの戦士だからよ」
ブレイクの案内でギリ族族長との面会にこぎつけたトグサツナギペア。柊を殺した毒の情報をもらおうと頭を下げます。
「ぱ」「…ぱ?」
「ぱいおつかいで〜」
…族長さんボケてました。がっくりくるトグサ。
「大丈夫 話は聞いてたよ 9代目族長であるあたいがね」
なんとブレイクが新族長!
「ご覧の通り先代はボケちまったからね 跡継ぎに戻ろうと思ってたところにあんたらが来たのさ」
「きッ…金玉握られてたのか…」
まぁ結果的に族長の信頼は得られたのでヨシw
捜査にかかる前、トグサはアジリと出会います。親友ギリジを殺され、ゲリラ組織に身を投じた男。
「でも…本当は戦いたくありません」
「オレが戦うのは家族のためです そのためなら悪霊にだって魂を差し出す オレは…弱い戦士だから」
アジリを含めた数人が集められ、何かを飲まされます。
「戦士の諸君、飲め…生き残った者だけが真の戦士の称号を得る さすれば悪霊と戦う炎を手に入れられよう」
「ええ…儀式めいたことをやらせていますが ひと言で言えば覚醒剤を使ったマインドコントロールです」
教授がスポンサーたちに説明しています。ブラックマンバの毒で物理的に脳神経を破壊し、電脳でブロックされるはずの麻薬を通させる…。
「この覚醒剤には適応できず死亡するリスクはありますが 適応した者は五感が研ぎ澄まされギリ族本来の狩猟本能を覚醒させます」
こともなげに言い放つ教授。そしてただひとり立ち上がったのは…
「よくぞ生き残った戦士アジリよ そなたは革命の炎となった」
その頃ツナギの霊感が何かをキャッチしていました。
「来る…この“殺意”はあたしだけに向けられてる…ッ」
“夜鳥”はギリ族を切り刻みながらツナギを探していました。
「だって見てみぃ この前腕から手首のライン…嫁の腕と瓜二つで これで全部揃うんじゃ…ぼっけえほしいッ!!ほしいぃいいい!!」
…フランケンシュタインでも作るつもりかこいつ。ハサミでギリ族の戦士を斬りまくる“夜鳥”。
「高出力射出装置ッ 乙式暗殺義体かッ!?」
トグサも参戦しますが、カリカリチューンされた義体に生身では流石に分が悪い。トグサの首がハサミに捉えられ、斬られようとしたとき、現れたのはアジリ!闘争本能全開のアジリは“夜鳥”を追い詰めます。
「仕事で来とるけぇね いつまでも遊んどられんのんよ」
凄まじい加速で動く“夜鳥”にほぼ生身のアジリは付いて行けません。倒れてしまうアジリ。ツナギが連れてきた援軍が間に合い、“夜鳥”は撤退しますがアジリの心には消えない傷が残り…。
再襲撃を恐れてキャンプを引き払うギリ族。ブレイクからトグサに柊の情報が渡されます。
「そいつ“善意の活動家”じゃなかったよ」
柊茂樹は里親探しと称して集めた子供たちを「医療施設」に送り、生身に人間の臓器を利用した義体を制作していた…。
「ヤツの目には子供は腹ン中に“カネ”を入れてるようにしか見えてねえんだろうぜ」
教授はアジリを地下洞窟へ連れ込みます。
「私が求めるのは『復讐』ではない 『奪還』だ その為にはこの偽りの大地を焼き払う必要がある ギリ族のための…『独立国家創設』のためにはね」
サヘル経済特区を破壊すべく、教授は「巨大義体」を持ち出して来ました。元々この義体を制御させる為、ブラックマンバ毒を投与して適性ある者を選抜していたのです。
戦闘を激化させる事で戦争ビジネスを加速、柊からルートを奪って子供の人身売買も手掛け…。
「さあ戦士アジリよ この汚れた大地に鉄槌を下し英雄ンギリ追うの鼓動を呼び覚ますのだ」
死の商人と呼ぶのも生温い悪党がアジリを先導します。
サヘルに向かうトグサ。そのトグサとツナギに執着する“夜鳥”。その“夜鳥”を追うバトー…。サヘルに全てが集まり、事態が収束していきます。
「さあ行こうぜアジリ オレたちがこの国を変えるんだ」
ギリジの幻と共に進むアジリ。自分に足りない“力”がここにあると信じて。全てが幻である事に気付かずに。
徹底的に食い物にされるギリ族が憐れです。9課のメンツは公安の建前の元にこういう外道を叩き潰してくれるものと信じてます。
あの巨大義体は…本格的に動き出す前に止められちゃうんだろうな…ここまでの「攻殻」のパターンだとw 暴れて欲しい気もするんですけどね。
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