黄泉のツガイ  4巻

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 マヨイガに入り込んでいたツガイ、手長足長と成り行きで戦う事になったユルと左右様、デラさんと…尾行者のおばちゃんw

「あんな味方はいない!知らんツガイだ!」

「別口かよめんどくせぇ!」

 手長足長は影森とも仲間じゃないらしい。左右様は以前会った事があったようで…。

 旅の坊さんと封の力を持つ者と協力して病悩山(磐梯山)に封じた、と。

「…その節は世話になったなぁ 左右の狗っころぉ…」

 恨み心頭の手長足長。

「わしら少〜し人間を食っただけなのにな」

 …あー、ダメだこいつら。

 また封印されてはかなわん、と左右様の主を優先して攻撃しようとする手長足長。

「左右様!!命令だ!!あいつらを倒せ!!」

 だしぬけに叫ぶデラさんw とっさにあわせる左右様w とりあえずユルから注目を外す事で利害が一致したようです。

 逃げるデラさん、拳銃撃ちますが手長にはちょっと痛いくらい。一旦距離取って人間同士で相談。とりあえす手長足長の主を探す事に。おばちゃんも影森側の人間だと吐いた上で協力。

「しょうがない…やるしかないねえ…早いとこ片付けて帰らせてもらうよ!!ダンナに夕飯作らなきゃならないんでね!!」

 思いのほかキチンと表に根を張ってるw ツガイ使いってヤクザ紛いかファンタジーに片足突っ込んだ系しかいないかと思ってたので、ちょっと以外w

 左右様を伸びる手足でぐるぐる巻にして潰そうとする手足足長。ですがその足長の頭がぶち抜かれる!

 デラさんが持ち出した対物ライフル!一応穴は開くけど死なないのね…。

「長い事山奥に封印されてて最近現世に復帰したって事はこんな武器知らねーだろ」

 手長の足が撃ち抜かれ、足長の目が潰され…足長が手長を肩車する形で双方のダメージを補うように。おばちゃんが捕まり、ダメージ回復のために食われそうになったおばちゃん「さっき一緒にいたガキの方がおいしいぞ!! 何よりあのガキは『封』になりうる双子の片割れだ!!」

 バラしたぞこのおばちゃん…。それはそれとして…と食われそうになるおばちゃんを助けるユル。

「そのおばさんは放してやれ 家で家族が待ってるんだとさ」

 敵でも殺し合う気がなければ生かす…合理主義が一周して博愛主義じみた効果を産んでます。

 手長足長の注意を引いて逃げ回るユル。…が、ユルの「手を握る」動作で「封」の力を持っている、と勘違いした手長足長は一瞬動きが止まり…分断された手長足長は左右様とデラさんに連続で攻撃を叩き込まれ…手と足だけのミイラのようなものになってしまいました。

「これがこいつらの本尊か」

 …これで少なくとも手長足長は消滅。再び形を得るには長い時間がかかるでしょう。

 で、最後に手長足長の主。マヨイガの床下に隠れてましたが…。

「僕の名前 田寺ケンです ここ…父さんの家って聞いたから…」

 …デラさんの隠し子?

 イヤイヤ先代の子ですw デラさん…田寺リュウの異母弟ということですね。

 このケン君がどうやらユルの両親の事を知っているらしい。そもそも先代田寺がユルの両親の脱走の手引をしたらしい…。

 ハナさんが誤解混じりでパニクりながらもケンの面倒を見る事に決まり(カネに目が眩んだとか内緒でw)、一応収まるところに収まった感じ。

 ちなみに現在ユルの両親の所在は先代田寺と共に不明。ケンへの養育費の振込で生存確認w

 お母さん…ナギサの故郷は沖縄なんですが、そっちには既に罠が張られている様子。

「おばあ様 いつもと同じでした 一言一句変わらず いつもと同じでした」

 アサはおばあちゃんに何度か電話連絡を取っている様子。…そのおばあちゃんには蜘蛛みたいなツガイが取り憑いていて…。

 え〜っと、影森と東村以外の勢力?…ではないようです。影森のアスマと「新郷」なる人物がつるんでいろいろやっている様子。当面の目標は双子の確保と影森家の乗っ取り…。

 影森家襲撃犯の一人、刀のツガイ持ちがこの陣営におり、こいつが東村に出入りしている「祈祷師」の腹の中に隠れて(!)東村に侵入。

「失礼な 夜道のチカンじゃなくて与謝野イワンだよ」

「あ ツガイが見えない人たちか 仕事しやすくていいね」

 村人の虐殺を始めた刀持ち…イワン。

「ユル…ユル…!! ユルのとこに行かなきゃ…」

 村の外に出たダンジ。当てなどないはずですが、そこに現れたのは…オシラサマ?

「乗ってく?」

 どの陣営も少なからず外道な事をやっているのが救われませんね。ですがそんな中でもおばちゃんのように真っ当な生活を営んでいる者もいる。単純に影森が潰れても異能を持ったゴロツキが無秩序に暴れるようになるだけ…。各キャラクターの細かい描写の積み重ねで、この辺の世界の解像度…リアリティが担保されているように思います。やっぱ荒川先生すげぇわ。

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