ついに出ました「LOVE&PIECE」1巻。オムニバス形式で短編を並べていくシリーズです。「マップス」でも同じような短編集が出ましたが、それはシリーズの最後…「クロスボーン」もこれで本気で畳む気ですかね?
…あ、いや「マップス」もその後で続編「ネクストシート」やったっけなw
内容は…「クロスボーン」本編開始のかなり前、カラス先生の若かりし頃を描く「KA·RR·AS」。
自らの信条に従って容赦ない方法で「生徒」を集め、教育を施していくカラス。
「違う! 私が強き者を望むのは利用するためではない! それが絶対唯一宇宙の真理だからだ! そして違う! 私が望むのはニュータイプであるとかどうかなどという つまらぬ事でもないっ! 生きようとする“力” 生き延びる意志を持つかどうかだっ!」
目をつけた少女に宇宙の無慈悲さを教え込もうとしたその時、助けに現れたのは“ガンプ”と木星じ…兄さんw
「呼ばれた気がしてすっとんで来てみりゃあ てめえ何してやがる!」
ニュータイプ能力あんまり減衰してないんじゃない?ジュド…木星兄さん。
自分に向けて引き金を引けたら解放する、という約束をしたカラス。実際少女に撃たれて大笑いしながら外に放り出してしまう。
…キチンと約束は守る、自分の知見を惜しみなく与える、教え子を探し求めるのに一生懸命…理想の教師なんですよねカラス先生。内容がヤバいだけで。
「たとえ狂っているにせよ…彼にとってはそれが“愛”だったのだと そんな気がするんです」
解放された後の少女にそんな事を言わせてしまう。ほんの短時間の体験で強烈な記憶を植え付け、おそらく彼女の今後に大きな影響を与えてしまったカラス。自分の預かり知らぬところでも少女が強く生きる事になるのなら、それはカラス“先生”の本懐であるような気がします。
次のエピソードが、キュクロープスの勢力拡大の一環として…
「結婚っ してくださいっ!」
アーノルドの政略結婚の話「キュクロープスの花嫁」。
首切り王との決戦前の100日間、その間にキュクロープスの地固めとしてネオ·コスモ·バビロニア(!)の王女の婿選びMS闘技会にアーノルドとフォントが参加する事になります。
「私としては…こう もう少し…セクシー系の方がよいのだが…」
必死なフォントに比べてアーノルドはどこか呑気です。首切り王(兄)を信じ切っているので、決戦も茶番だと思っているんでしょうね。
貴族主義者にウケるようにどこからかクロスボーン·ガンダムを手に入れて来たり、フォント涙ぐましい努力をしてますw
その花嫁、“黒姫”ノール·ニル。実は異常に頭の回転が速い…ようするにフォントと同じタイプのようで。
貴族主義に嫌気がさしている父を焚きつけて闘技会を開かせ、アーノルドが優勝するように手を回し…ほとんどラスボスですが、世界の形を変えたい、というような情熱は持っていない。だから“世界をこうしたい”という大きな理想をもつアーノルドのような人と一緒にいたい…。
わかったようなわからないような話ですが、ノール姫がアーノルドを気に入ったのは間違いない。以後のキュクロープスの運営は大きく変わるのではないでしょうか。
「うふふ あら だってこの国で花婿選びをすると言ったら…必ずTVで見たアーノルド様が来てくれる事になると信じてましたから!」
最後の一つ、ムーンムーンの姫、幼いカグヤと木星帝国の女スパイ·イオが出くわす「クレッセント·ムーン&ペイル·ルージュ」。
外遊の旅に出たカグヤの外交団にイオが潜り込み、洗脳コロニーの秘密に迫る!
「女スパイ」という響きだけでコロッと騙されてしまうカグヤ…てか昔から女の子大好きだったのねw
結局コロニー“レム”の秘密とは洗脳ではなく、現実世界にもあるようなビッグデータを前提にしたAIによる情報サービスの振り分けだった訳ですが、それが政治経済まで全てを決定しているのは…いいのか?
思わぬところを繋げて来て、ただの短編エピソード集にはしない、という長谷川先生の強い意志を感じます。花婿選びの場で、なんでアッシュのジャワハルスカウト話見せられてるんだw
カグヤとイオの話の後は再びカラス先生登場らしいですが…マック·ストームの出番はまだなのかw 私はずっと待っていますよ!
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