シャングリラ·フロンティア 〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜  14巻

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 グローバル·ゲーム·コンペティション…GGC

『ギャラクシア·ヒーローズ:カオス』エキシビションマッチ。シルヴィア·ゴールドバーグ率いる格ゲーチーム「StarRain」に対する「爆薬分隊」の入場…。

「さぁ 始めましょうか 私達のエンターテイメント·ショーを!!!」

 魚臣慧を欠いた3人なんですが…サンラク「ノーフェイス」はメカ風カボチャ頭の、ペンシルゴン「ノーネーム」は顔を隠した女騎士の、それぞれコスプレをしての登場!何だか凄い盛り上がる会場w

「なんか…仮装してない私の方がズレてる…みたいに見えないよね…?」

 恵が心配するくらいにはw

「『ケイ』ハドコ?」

「安心しな アイツは必ず来るよ アンタを倒しにな」

 シルヴィアの当然の疑問にサンラクが答えます。いい場面なんですが

「彼今トイレで戦争中なんで 気にせず進めちゃって」

 その裏で司会者に吹いてるペンシルゴン。最悪だw

 勝ち抜き戦の第1試合は恵対ルーカス。ケイをシルヴィアと戦わせる為には3人で2時間稼がなければならない…。

「だとしても…!! 私がやるべきことは変わらない!」

 恵のキャラは「ユグドライア」。ルーカスは「Dr.サンダルフォン」。どちらも相手を研究して強くなるタイプであり、「Dr.サンダルフォン」は前作からのルーカスの持ちキャラ。そして「ユグドライア」は同作品のキャラ…つまりここまでの展開は計算通り。これで原作再現ロールプレイが仕掛けられる!

 ゲームスタートと同時にNPCをルーカスに投げつけ、子供を盾にする恵。

「私はユグドライアよ マッドドクターに拉致されこんな体に改造された憐れな女 こんな穢れた世界 私が全て破壊しつくしてあげるわ 止められるものなら止めてみなさい!Dr.サンダルフォン!! この子達がどうなっても良いのならねぇ…!!アーッハッハッハッハ!!」

 時間稼ぎの為、恥じらいを捨ててロールプレイに徹するw

 …普段の恵とのあまりの違いに場が凍るw

「ちょっとぉぉ!何でもいいから反応してよぉぉ!!あーダメ これ思ってた何倍も恥ずかしい!!」

 メンタルにダメージを受けつつ逃げ回る恵。原作再現のヴィランロールでゲージの溜まりは早く、通常技をバラ撃ちしながら時間一杯逃げ切ることには成功。しかし続くラウンド2、動きを隠すと同時に恵のクセを観察し、見切ったルーカスは全開の動きで恵を完封。

「秘密のない男なんてつまらないだろ?お嬢ちゃん!!」

 ラウンド3。追い詰められた恵はがむしゃらな攻めでルーカスの読みを上回り善戦しますが、僅かに届かず敗北…。

 次の試合は勝ち抜いたルーカス対ノーネーム…ペンシルゴン!

「全然時間稼ぎ出来なかった私が言うのもアレだけど…頑張ってね!」

「安心して おねーさんがメグちゃんの分も含めてたっぷり稼いで来るから」

 使用キャラは、ルーカスは変わらず「Dr.サンダルフォン」。ノーネームはヴィラン「クロックファイア」。

 不安がる恵にサンラクが説明します。

「んー…ぶっちゃけて言うとアイツは別に格ゲーは強くない それこそ何もない空間で戦ったら夏目氏も余裕で連勝出来ちゃう程にな」

「だが こと『自由度』を与えられれば奴は地獄すら自分色に整地する」

 シャンフロのゲームエンジン搭載して極限まで自由度の上がった「GH:C」は正にペンシルゴンの独壇場…。

「ふふ ヴィランの何たるかを教えてあげる」

 カリスマモデル天音永遠が隠している本性…シャンフロでも最近発散出来なくなっているそれがここで発揮される…怖っ。

 ゲーム開始、ぬいぐるみ爆弾「プリティー·ベアーボム」をNPCに仕掛け、「外して欲しければ命令に従え」と脅してルーカスに襲いかからせる…ルーカスに接近したNPCは速やかに起爆! …絵に描いたような邪悪。

 ルーカスもNPCを助ける事は叶わず、爆発から我が身を護る事しか出来ない!

「自由度の高いゲーム性と悪辣なキャラクター性 そのどちらも手に入れちまったアイツ相手じゃ地獄の悪鬼すら血相を変えて逃げ出すだろうよ」

 一応少年誌の、更にメインキャラクターのやる事じゃないな…。

「…はは やってくれるな…最低最悪の気分だ」

 怒り狂い追いかけるルーカスと容赦なくNPCを使い潰して逃げ続けるペンシルゴン。時間ギリギリでトラップに誘い込みルーカスを爆殺、1勝をもぎ取ります。

 ラウンド2、前ラウンドの状態が引き継がれる特性と、ベアーボムが仕掛けた順番でないと任意爆破出来ないというデメリットで思うように戦えないペンシルゴン。

「いい加減追いかけっこは終いにしようぜ!」

「それに関しては私も賛成 最後の一つも見つけたし コレで下準備は終わった」

「それではラウンド3…最高のフィナーレをお楽しみに♡」

 ペンシルゴン自爆。自らラウンド2を落とす。…何を仕掛けた?

 シルヴィアも違和感に気付いていました。ベアーボムを自由に使えるようにする為にだったら逃げながら「新しいベアーボム」を設置していくのはおかしい…。

「さぁさ遠からん者は音にも聞け!近くば寄って目にも見よ!クロックファイアさんによるスペシャルパレードの始まり始まりー!!」

 往来の真ん中で名乗りを上げるペンシルゴン。現れたルーカスは一気に終わらせようと襲いかかります。

「『やってみたい』と頭をよぎっても様々なしがらみがそれは無理だと諦めさせる でもココでなら ヴィランであるなら何も縛るものなどない さぁ!!ゲームを楽しもう!!」

 起爆するベアーボム。連鎖する爆発は…高層ビルを倒し始める!ラウンド1、2で柱にダメージを与え、ラウンド3で倒壊するように準備する。状態が継続する「GH:C」ならではの作戦!

「そして今回は!ジェンガのように崩して終わりじゃないよ! 倒れ込んだビルの柱も相当なダメージを入れてある」

「さぁ派手に行こう!! 大規模高層建築ドミノだ!!!」

「なんて奴だ!!最初から…これを狙ってやがったのか…!?」

 この被害でクロックファイアのゲージは一瞬でMAX!

「『勝利の鍵』は『場所』と『仕様』を知る事 宣言通り 最高のフィナーレを始めましょう」

 クロックファイアの超必殺技が起動。大量の人形爆弾をまき散らし破壊するピエロ人形【おはよう私の道化師】!

 しかしルーカスは安全地帯を知っていました。道化師の頭上には仕様上爆発が届かない!ジャンプし、頭上を越えるルーカス。しかしそこにはさらに【道化師】が3体…?

「ようこそ メインステージへ」

 ペンシルゴンのゲージがMAXから減らない?道化師出し放題?なぜ!?

「いや 使った瞬間に溜まってるだけだ」

 ペンシルゴンは市民…NPCたちをスタジアムに逃げ込むよう誘導していました。そしてそのスタジアムには今、ドミノによって倒されたビルが雪崩落ちて…。

 今現在、進行形でNPCが傷つき、死につつある!それが次々補充されるヴィランゲージの正体!…ひでぇ、悪魔でもやらないぞこんな事。

「名付けて『ゲージバースト』」

無数の道化師が一斉に爆発する。

「ふ…ふざけるな…!! これの…!!どこが格ゲーだぁぁ!!」

 …そうですね。こういう前提破壊系の裏技はTRPGだとときどき出会うんですけどね。マンチと呼ばれる人々がやらかす奴。

「以上 クロックファイアちゃんによるスペシャルパレードはこれにて閉幕!」

 実際、解説の人も「…これは修正入るだろうな…」とかつぶやいてますね。ペンシルゴンほとんど殴ってないしw

 ここまで2試合で50分ほど。シルヴィアが3人目で出て来るので、もう一人相手にペンシルゴンとサンラクで1時間保たせれば…あれ?割と出来そう?

 ただシルヴィアが笑っているのが怖いです。

「随分と面白い友達を連れてきたじゃない K」

 ついに1巻まるごとシャンフロやらずに終わりましたw 全然面白いからいいんですけど。

 にしてもシャンフロのエンジンを使用すると格ゲーもまるで別物になってしまうのですね。技術レベルが他と隔絶している。この辺は「天才の所業」で片付けてしまうのでしょうか。

 「ソードアート・オンライン」みたいに現実世界とリンクして問題提起、とかやるのでなければその方がいいですよね。別にデスゲームやるばかりが正義ではないしね。

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