遥かなるマナーバトル 2巻

「三指戦 私はあなたたちを新たな戦いに誘いに来た!」

 三指戦とは三人一組で戦う団体マナーバトル。礼皇杯…マナーバトル本戦に出る為には、レートが三倍になる三指戦は絶対押さえておきたい…! 志島零は真那に仲間を集め、三指戦に出るよう誘いをかけます。彼女が勝ち進む方が都合がいい、と。

「心に確固たる理想がなければ戦い抜くことはできない」

 むしろ真那が戦う理由がわからない、と言葉を残し、零は去ります。

 まずは剣道バカ柴原求道を仲間にする真那。ほぼ押しかけなんですが、顔だけはいいもんで、学校で真那のクラスメイトがキャーキャー言い出したりw

 で、この求道の言うことには…。

「三人目発掘の手段として『闇討ち』を提案するでござる」

 「七人の侍」じゃねぇよw

 順当にSNSで仲間募集を始めますが、変なのに絡まれる真那。

「ようこそ 僕は彩羽 経 ここは電脳マナー空間 さあ、マナーバトルを始めよう」

 無駄に技術レベルの高い仮想現実空間が出てきました。…が、始まったのはビジネスメール勝負。バーチャル空間要らねぇなw

 圧倒的に経験の少ない分野で苦戦する真那ですが、コテコテの「おじさん構文」を出して流れを変える!

「絵文字は『エモ字』! 無機質な文字に感情を込める日本の文化!」

「むしろ定型文を多用し!細かなニュアンスを疎かにする彩羽さんこそ無礼! 同じような言葉ばかり使うのはマナー違反ですよ!」

 相変わらず強引な論理で追い詰めるマナーバトルw

 幼馴染の女の子がネットで叩かれ、引きこもりになってしまったのをどうにかしたくてネット専門の礼儀者となった彩羽。真那に負けて憑き物が落ちたのでしょうか。…それはそれとして仲間探しは進んでないのですがw

 他にも結婚式に紛れ込む野良礼儀者を退治したり(ノンアルドリンクは祝(酒)気を帯びていないからマナー違反、とかふさけんな)、ラーメン屋で求道対常連客バトルとか(求道の師匠って藤岡ひr…)、いろいろ経験は積みますが新しい仲間を得るまでは行かず。

 噂を頼りに大阪の『難波礼儀旋風』と北海道の『極寒の礼鬼』と呼ばれる闇礼儀者を二手に分かれて探しに行く事に。

 大阪へ向かった真那は新幹線の中で名刺整理をする女性と隣の席に。マナーバトルを要求してくるこの女性、風見 寧に断りを入れようとする真那でしたが、服の中の名刺を見せ…。

「アタシ、今までもらった名刺全部持ち歩いてるねん すごい量やろ ここから好きな人に繋いだる」

 …これは瓢箪から駒かも。

「…では難波礼儀旋風をご存知ですか?」

「そりゃ高うつくで」

 新幹線マナーバトル スタート!

 いきなり座席を倒す寧。

「うっ…後ろの人に断りなく席を倒すのはマナー違反ですよ」

「それはどうやろな 経営者 典江貴文曰く『結局YESと言わざるをえない状況での質問は無駄ゆえ 新幹線で席を倒していいか聞くのは逆にマナー違反』」

 名刺からスタンドのごとくおっさんが出てきて真那を殴る!

「他人の名刺を触媒に発言を引用し、礼儀の説得力をアップするのがアタシの決闘法!」

 …人のふんどし借りて何言ってるんだ。そもそもゴチャゴチャ言ってないで後ろの席の人に確認とれ。無駄にギスギスしないためのマナーだろう。更に言えば堀江の言葉など…あ、典江?失礼しましたw

 名刺バトルにきちんと付き合う真那。

「だから私、寧さんと友達になりたい」

 自分の言葉で話す関係を築くためか、バトルを一瞬忘れた発言。

「ぬるい繋がりなぞいらん 名刺は人の心を『刺』す刃! アタシに役立つ関係しかいらんのや!」

「それはあなたの本心ですか?」

「寧さん、冷静に考えてください 名刺はただの紙です」

 名刺は渡した人間の名前や連絡先を伝えるのが役割。名刺自体に権威などない。ですがそれを認めてしまえば…。

「名刺の力を失えば、二度とアタシは戦えなくなる!」

 焦った寧は奥の手を出します。

「『難波礼儀旋風』風見行儀曰く!」

 ですがその名刺は突然横から奪われます。

「光上光子!」

「『さん』をつけなさい マナー違反ですよ」

 そう、あの真那の最初の敵、マナー講師光上光子。名刺を取り返そうとする寧に

「名刺は個人情報のオンパレード」

「だからなんやっ!!!」

「他人に名刺を見せびらかすのはマナー違反ですよ」

 …グゥの音も出ない正論。一撃で光上の勝利です。

 光上の目的は礼儀旋風の討伐。マナー講師が多数潰されているので根本を絶とう、と。ちょっと以前の光上からは想像できない行動です。

「私、あなたに負けてから少し変わったのよ」

 礼儀旋風、風見行儀は名前から分かるように風見 寧の兄妹でした。しかも寧に対して大分当りが強い。寧が萎縮してます。

「家族とはいえ、それはないんじゃないですか」

 険悪な雰囲気に割って入る光上。手土産を差し出す。

「これ、素晴らしいものですが」

 強烈に礼を失した一言!

「いいこと? 喧嘩を売ってるのは真那ちゃんだけじゃない 私たちよ」

「ええで 買ったるわその喧嘩」

 真那、光上vs行儀、寧のタッグ戦!

「今回の舞台は…街ブラや」

 最初の強敵が仲間になるパターンを踏襲してきました。ただ光上さんは主人公チームに入れるには少々…大人でいらっしゃるのでwチーム真那の三人目は寧になるのかなぁ…。

 求道先輩も場面によっては頼りになるんですがまだまだ安定性に欠ける。チーム成立してから修行編入りますかね?

 当初ちょっと心配だったマナーのバリエーションは、ラーメン屋とか新幹線とか大概な力技で増やしている様子w こういう無理矢理感は大好きなのでどんどんやって頂きたいですw

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