
第8戦 ニコラ·テスラ対ベルゼブブは互いにダメージを受け、終盤へと移行しています。テスラ·コイルが残り一つのテスラがベルゼブブを攻め続ける。対するベルゼブブも度重なるダメージで必殺技“虚神”を撃つ体力は既に無く…。
「君の振動…体に凄まじい負担がかかるようだね? その傷で振動をおこし続ければ…君が壊れるぞ」
「それが…どうしたんだい? こうでもしないと君を殺せないだろ?」
杖に振動を纏わせ、突く、突く、突く!
杖の先の髑髏が複数に見える程の連撃!
『増殖する闇黒波(ソラト·タウ)』
真正面からベルゼブブの攻撃を受けてしまうテスラ。ボロボロになりながら、それでもテスラは…。
「す…素晴らしい技だーーー!!」
ことここに至っても観察と研究を怠らないテスラ。
「ああ…あいつは…ニコラ·テスラは…“諦める”という言葉が人類史上もっとも似合わない男だーー!!」
ギャラリーのエジソンたちは大盛り上がりw
「人類は…危機に瀕するたびにーー進化してきた!! さぁ…人類よ 共に征こう 未来へ」
最後のテスラ·コイルが輝く。テスラが放つ渾身の右をベルゼブブは振動でブロック。
「一発でダメならば…」連打連打連打!
『PPP∞(プラズマパルスパンチメビウス)』
隙のない連打に防戦一方となるベルゼブブ。このまま押し切るかと思われたテスラですが、積み重なるダメージはその手を一瞬止め…ベルゼブブは逃さず反撃!クロスカウンターの形に!
「ありがとう…神よーー 科学はいま…進化する!!」
テスラの右拳はベルゼブブの防壁に届く前に消滅!?その拳はベルゼブブの背後に現れ、前方からは左拳が迫る!すなわち
『PPPX(プラズマパルスパンチクロス)』
…ベルゼブブは杖で右拳を落とし、左拳は自らの右拳で弾いてそのままテスラの胸を貫く…ダブルクロスを超えるトリプルクロス…!!
勝負あり。
「気付いていたのかい…?」
「いや…信頼していただけだよ… 君ほどの者がただの力勝負を挑んでくることなど…決してないと」
「…光栄だ」
人類滅亡を賭けた勝負であっても…いや、だからこそ全てをさらけ出して戦い、双方を深く理解するに至った二人。そしてそんな中でも変わらぬバカが一人。
「人類よ…顔をあげよ!! この戦いで我々はまたひとつ進化した!! 我々が諦めぬかぎり…科学に…人類に…終末は決して訪れない!!」
「人類よ 前を向くんだ 人類よ 立ち止まるな… 人類よ… 人類よ… 人類よ 前進せよ!!」
最後まで科学を信じぬき、笑顔で消滅するニコラ·テスラ。
「ラ…ラグナロク第8回戦勝者は… “蝿の王”ベルゼブブッッッ!!」
「ハデスさん… またあなたに…邪魔されちゃいましたね…」
ヘイムダルが叫ぶ中、静かに去るベルゼブブ。
…自室でひとり泣くブリュンヒルデ。
「ん〜 どうしてもブーちゃんに聞きたいことがあってさーー」
部屋に無断で入り込んでいた釈迦が聞きます。 …女性の部屋に無断で忍び込むのは、煩悩がないとしても問題では?w
「元カレのジークフリート ずいぶん前から『奈落』に幽閉されてるらしいね? このラグナロクと元カレのジークちゃん なんか関係あるの?」
「…違います ジークは “元”カレではありません」
…釈迦が一瞬絶句するその迫力。もしかしてブリュンヒルデ、思ったよりマトモじゃない…?
続く第9回戦。人類側は最強民族スパルタの王、レオニダス! 現代の傭兵のような軍服で現れたこの男、当初は何者にも屈せぬ、と出場を渋っていたのですが、相手の名を聞くと即出場を承諾しました。
「いいだろう…俺様がやつを殺るーースパルタの名にかけて」
その相手とは…太陽神アポロン! 薬神、音楽神の称号も持つ多才な神…おんな…女神受けはやたら良いようですが、アレスなんかには鬱陶しがられているようで…。
逆にレオニダスの応援はやたら濃い野郎ばかりw 対照的な二人です。
「相変わらずだな…この クソ太陽神」
「『相変わらず』…? キミとどこかで会ったことがあったかい?」
「俺様は お前が 世界で一番嫌いだ クソ野郎」
…なんか9戦目にして、因縁モリモリのカードが組まれたようです。生前関係がある者同士の対戦は初めてですね。
まあ古代ギリシャの神と人なんて、だいたい険悪な関係に決まってますが…。
それにしてもブリュンヒルデ…大分ミクロな動機でラグナロクを始めた感じですね。そういうのって、事態をコントロールしきれなくなって大変な事になるパターンが常なんですが…大丈夫だよね? ブーちゃん…。
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